クレジットカード分が引き落とされていませんでした。不足分を入金したので「再引き落とし」されればセーフでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月21日 10時0分
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クレジットカードの利用代金は、定められた支払日に指定した金融機関口座から引き落とされます。しかし、入金を忘れた、支払日を勘違いしたなどの理由で、残高不足を起こしてしまうこともあるのではないでしょうか。その場合、後から入金して再引き落としが行われれば問題ないと考える人もいることでしょう。 本記事では、クレジットカードの支払日に、口座から利用代金が引き落とされない場合はどうすればよいのかを解説します。その他に、クレジットカード分の引き落としができなかったときに起こるリスクもまとめているので、参考にしてください。
クレジットカード分の引き落としができない場合はどうなる?
クレジットカードの支払日に、口座から利用代金が引き落とされなかった場合、どのような対応をすればよいのかはカード会社によって異なります。後から利用代金を口座へ入金しても、必ず再引き落としが行われるわけではありません。
残高不足で口座から利用代金が引き落とされていないことを確認したら速やかに、カード会社のホームページに記載されているとおりの対応をする、電話で問い合わせるなどしてください。
再引き落としができるかどうかは対象の金融機関にもよる
クレジットカードの利用代金を口座から再引き落としするかどうかは、カード会社によって異なり、対応方法はさまざまです。引き落とし先となる口座が指定された金融機関のみ、支払日から一定期間内に入金をすれば再引き落としを行うクレジットカードもあります。
口座振込や払込票で支払う方法もある
クレジットカードが再引き落としを行っている金融機関口座を保有していない、再引き落としを行っていない場合は、口座振込や払込票でコンビニや金融機関から支払う方法もあります。また、再引き落としが可能な期間内に口座へ入金ができなかった場合も、同様に口座振込や払込票にてクレジットカードの利用代金を支払わなければなりません。
口座振込でクレジットカードの利用代金を支払う場合、会員専用サイトや自動音声ダイヤルなどから振込先口座を確認できます。振込先口座は会員によって異なるため、必ず定められた方法で確認をしてください。なお、振込手数料は自己負担です。
払込票は、一般的に自宅宛てに郵送されますが、クレジットカードによってはアプリ内に表示させてコンビニから直接支払うことも可能です。ただし、コンビニ決済手数料が必要になるケースもあります。
クレジットカード分の引き落としができなかったときに起こるリスク
クレジットカードの利用代金が引き落とされなかった場合に起こるリスクは、以下のとおりです。
●クレジットカードの利用停止
●遅延損害金の発生
●信用情報機関に支払いを遅延した履歴が残る
●会員資格の喪失や法的措置を取られる
ただし、支払日に口座から利用代金が引き落とされなかったのを確認してすぐ入金し、すぐに遅延を解消していれば、以降も問題なくクレジットカードを利用できるでしょう。しかし、遅延日数が長くなるほど、クレジットカードの利用停止だけでなく、ライフプランに影響を及ぼすようなトラブルへつながる恐れがあります。
クレジットカードの利用停止
支払日にクレジットカードの利用代金が引き落とされなかった場合、該当カードを利用できなくなります。支払いが完了すれば利用制限は解除されますが、入金した情報をクレジットカード会社が確認するまでに3~4営業日程度かかります。
遅延損害金の発生
支払日の翌日からクレジットカード会社が入金を確認できた日まで、遅延損害金が発生します。遅延損害金はクレジットカード会社が定めた利率を適用し、以下の方法で計算します。
・元金×利率÷365日×支払期日から経過した日数
支払いを遅延した日数が長くなるほど遅延損害金が増えるので、速やかに入金を済ませましょう。
信用情報機関に支払いを遅延した履歴が残る
クレジットカードの支払いを遅延した場合、信用情報機関が管理・登録を行う信用情報に履歴が残ります。信用情報とは、クレジットカードやローンの契約内容、申込内容、返済状況などの客観的な取引事実を登録した情報です。クレジットカードやローンの審査の際には、申込者の返済能力を判断するために信用情報を照会します。
信用情報にクレジットカードの支払いを滞納した履歴がある場合、返済能力と信用力の低さを問題視されて、クレジットカードや各種ローンの新規契約や更新が難しくなります。信用情報は、5年または10年は登録されるため、住宅や車といった高額な買い物をする際に不便になるでしょう。
会員資格の喪失や法的措置を取られる
クレジットカードの支払いを遅延することによって、最終的に会員資格の喪失、法的措置を取られることを余儀なくされます。会員資格を喪失すると、契約を強制的に解除された状態となり、入金してもクレジットカードの利用ができません。また、契約解除となっても支払いの督促は継続しますし、遅延損害金などを含めた未払い金を一括で支払う必要があります。
そして、会員資格を喪失し、一括請求を受けたにも関わらず支払いが完了しなければ、クレジットカード会社が法的措置を取ります。法的措置を取られた場合、裁判所から訴状や支払督促などが送られ、裁判所の命令で給与や預貯金といった財産を差し押さえられます。
残高不足にならないように定期的に確認しよう
クレジットカードの支払日に、口座から利用代金が引き落とされなかった場合、再引き落としが行われるかどうかは、利用するクレジットカードによって対応が異なります。クレジットカード会社のホームページなどから、口座から利用代金が引き落とされなかったときの対処法を確認して速やかに入金を行ってください。
また、残高不足にならないように、日頃から口座残高や支払日を確認する習慣をつけておくと安心です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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