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NISAは100円から投資が可能といいますが、さすがに毎月100円では意味がないですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月7日 2時30分

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新NISAは、運用益が非課税になるため、多くの人が利用しています。さらに、証券会社によっては、100円からの積立投資も可能です。そのため、手持ち資金が少ない方でも、手軽に資産運用を始めることができます。   ただし、「毎月100円積み立ててどれくらい増えるのか?」「100円の積立投資は意味があるのか?」といった疑問を持っている方もいるでしょう。   本記事では、新NISAで毎月100円積立投資した場合のシミュレーションを紹介します。積立投資に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

新NISAの「つみたて投資枠」は100円から投資が可能

新NISAには、「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つの枠があります。
 
つみたて投資枠は、一定の条件を満たす投資信託を対象としており、多くの証券会社で100円からの積立投資が可能です。各枠の詳細は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

成長投資枠 つみたて投資枠
非課税保有期間 無制限 無制限
年間投資枠 240万円 120万円
非課税保有限度額 1800万円(成長投資枠1200万円)
対象商品 上場株式、投資信託など 一定の条件を満たす投資信託など

※金融庁「NISAを知る」をもとに筆者が作成
 

毎月100円積立投資した場合のシミュレーション

金融庁の「資産運用シミュレーション」を使って、毎月100円積立投資した場合の運用成果をシミュレーションしてみました。詳細は、図表2のとおりです。
 
【図表2】

積立期間
10年
積立期間
20年
積立期間
30年
月100円積立(利回り3%) 1万3974円
(元本1万2000円)
3万2830円
(元本2万4000円)
5万8274円
(元本3万6000円)

※金融庁の「資産運用シミュレーション」を使用して筆者が作成
 
※実際とは異なる場合があります。
 
複利効果によって資産は増加していますが、元本が少額のため、利益はそれほど多くありません。
 
同じ条件で月に1万円を積み立てた場合のシミュレーション結果は、図表3のとおりです。
 
【図表3】

積立期間
10年
積立期間
20年
積立期間
30年
月1万円積立(利回り3%) 139万7414円
(元本120万円)
328万3020円
(元本240万円)
582万7369円
(元本360万円)

※金融庁の「資産運用シミュレーション」を使用して筆者が作成
 
※実際とは異なる場合があります。
 
月に100円積み立てる場合と比べると、元本が大きい分、資産の増え方も大きくなります。
 

積立投資のポイント

積立投資を始める際は、無理のない範囲で積立額を決めることが大切です。また、クレジットカードを利用して積立投資を行うと、ポイント還元の恩恵を受けることができます。しかし、積立投資には損失リスクもあることを理解しておくことが大事です。
 
これらのポイントを押さえておくことで、積立投資を通じて資産を増やす可能性が高まります。本項では、積立投資のポイントについて詳しく見ていきましょう。
 

積立額は無理のない範囲で設定する

積立投資を行う際には、積立額を無理のない範囲で設定することが重要です。毎月定期的に積み立てることになるため、無理な金額を設定してしまうと、家計に余裕がなくなり生活に支障が出る恐れがあります。
 
まずは少額から始めて、資産状況を見ながら徐々に増やしていくのも一つの方法です。
 

クレカ投資も検討する

証券会社によっては、クレジットカードを利用して積立投資が可能です。クレジットカードを利用することでポイントが貯まり、口座振替に比べてポイント還元分がお得になります。
 
証券会社によって利用できるクレジットカードが決まっている場合もありますが、積立投資を行う際にはぜひ検討してみてください。
 

損失リスクを十分に考慮する

積立投資は毎月一定額を積み立てることができるため、ドルコスト平均法により、平均購入単価を平準化できます。これにより、価格変動リスクを軽減することが可能です。
 
ただし、積立投資で必ずしも利益が出るとは限りません。積立投資にも損失リスクが存在し、元本割れを起こして資産が減少する可能性があります。
 
損失リスクがあることを理解した上で、積立投資に取り組むようにしましょう。
 

まずは少額から積立投資を始め、増額も検討しよう!

新NISAを活用すると、非課税の恩恵を受けながら、毎月100円からの積立投資が可能です。ただし、毎月100円の積立投資では元本が少ないため、資産を大幅に増やすことは難しいでしょう。
 
資産を大幅に増やしたい場合は、積立額を増やす必要があります。しかし、急激に積立額を増やすことはリスクが高いため、最初は少額から始めて、無理のない範囲で徐々に増やしていくことをおすすめします。積立投資に興味がある方は、ぜひこの機会に始めてみましょう。
 

出典

金融庁 NISAを知る
金融庁 資産運用シミュレーション
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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