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「ちり紙」の存在を初めて知りました!「トイレットペーパー」と比べてどちらの方がコスパがよいのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月10日 10時0分

「ちり紙」の存在を初めて知りました!「トイレットペーパー」と比べてどちらの方がコスパがよいのでしょうか?

最近ではあまり見かけることが少なくなったちり紙ですが、ちり紙を使っている家庭もあり、取り扱っている販売店もあります。   本記事では、ちり紙とトイレットペーパーそれぞれのコストパフォーマンスについて解説します。またちり紙の概要や用途についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ちり紙って何?

ちり紙とは、「チリがみ」や「チリし」と読み、用途の多さから「鼻紙」「包み紙」「落とし紙」といった呼び方もあります。元々は和紙の材料を前処理する際にたまる余分な外皮などを材料として、和紙を保護する紙として作られたのがはじまりです。
 
ちり紙はティッシュペーパーやトイレットペーパーが普及する以前には、一般的に使用されていました。特に水洗トイレが普及する前では、現在のトイレットペーパーの代わりに置いてあったといわれています。
 
ちり紙は、薄い紙を畳んで重ねたものをパッケージしている点が特徴です。ティッシュペーパーやトイレットペーパーが一般的になった現在では生産量が減少していますが、使い勝手のよさから愛用している方もいるようです。
 

ちり紙のさまざまな用途

ちり紙はトイレットペーパーのように使用するだけでなく、簡単に取り出せるため、ちょっと汚れたときや鼻紙としても使われています。また、すでにカットされた状態でパッケージされているため、トイレットペーパーのようにちぎらなくてよい点も魅力の一つです。
 
さらに片手で取れる、小分けにして持ち出せるといった特徴もあります。トイレットペーパーのように芯や専用ホルダーを必要としないため、設置が楽な点もメリットです。
 
ほかの用途として、細かく切ってペットのトイレに使用したり、保育園・幼稚園、介護施設などで使用されたりしているようです。
 

トイレに流せるちり紙も

水洗トイレ普及前に使用されていたため、通常のちり紙は水洗トイレで使用できません。しかし、近年では水洗トイレで使用できる「トイレに流せるちり紙」も販売されています。
 

ちり紙とトイレットペーパーのコストパフォーマンス

水洗トイレでも使用できるように改善されているちり紙と一般的なトイレットペーパーでは、どちらがコストパフォーマンスに優れているのか見ていきましょう。トイレットペーパーの価格は総務省統計局の小売物価統計調査(2024年2月)を参考にして、ちり紙の価格は現在販売しているメーカーのものから計算します。
 
東京都区部でのトイレットペーパーは、1000メートルあたり平均793円となっており、1メートルあたり0.793円となります。一方ちり紙は、横220ミリメートルの長さが1200枚入りで平均261円で販売されていますので、1パックあたり264メートルとなり、1メートルあたり約0.989円と計算されます。
 
長さだけでみると、ちり紙のほうがやや高いですが、商品によって価格が異なるため、必ずしもトイレットペーパーのコストパフォーマンスが勝っているとはいえません。大幅に価格が変わらないのであれば、用途の多いちり紙がよいという見方もあるでしょう。
 
また、現代ではトイレットペーパーの需要が高いため、需要の少ないちり紙の単価が高くなりやすい点も特徴です。
 

使用目的に応じて選ぶことが大切

今回の調査結果では、ちり紙のほうがやや高いことが分かりましたが、商品によって価格が異なるため、必ずしもトイレットペーパーのコストパフォーマンスが勝っているとはいえません。
 
災害時や物価高騰時といった日用品の品薄が発生する事態に備えて、ちり紙について知っておくと、トイレットペーパーやティッシュペーパーの代わりとして使用できるでしょう。
 

出典

コトブキ製紙株式会社 商品紹介
総務省統計局 小売物価統計調査 / 小売物価統計調査(動向編)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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