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在宅勤務ですが、上司から「チャットの返信が遅い! サボっているのか?」と詰められます。1時間以内には返すようにしているのですが、サボりとして減給されることもあるのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月19日 4時20分

在宅勤務ですが、上司から「チャットの返信が遅い! サボっているのか?」と詰められます。1時間以内には返すようにしているのですが、サボりとして減給されることもあるのでしょうか…?

コロナ禍を機に在宅勤務を始めたという人も多いのではないでしょうか。在宅勤務では通勤に関する時間が効率化されるなどのメリットがありますが、実際に働いている姿が見えづらいといったデメリットもあります。   そのため、チャットの返信が遅いと上司からサボっているのではと疑われ、それにより減給されるのではと心配することもあるかもしれません。   本記事ではチャットを1時間以内に返すようにしているのに、サボりとして減給されることがあるのか解説します。

在宅勤務では実際に働いている姿が見えない場合が多い

在宅勤務では会社から離れ、自宅などから仕事を行います。カメラがパソコンについていればある程度上司も自分の様子を確認できますが、そうでない場合には本当に席について仕事をしているのかは判断が難しい場合もあります。
 
上司によっては、「チャットの返信が遅い」=「仕事せずにサボっている」と認識し、チャットの返信が遅いことを詰めてくる場合もあるかもしれません。
 
上司から何度も注意されると、「減給されるのでは?」と不安になるかもしれませんが、チャットの返信が遅いことを理由に、減給されることはあるのでしょうか?
 

チャットの返信が遅いと減給になる?

結論としては、チャットの返信が多少遅い程度で減給されることはありません。給料は会社と労働者との契約によって成り立っています。
 
労働契約法第8条にも、「労働者及び使用者は、その合意により、労働契約の内容である労働条件を変更することができる」と記載があります。これは言い換えると会社と労働者との合意が無ければ、一方的に給料を減額できないことを意味します。
 
なお、就業規則などで懲戒処分に該当する事例が記載されている会社も多いです。その場合でも、基本的には懲戒処分として減給が相当といえるだけの理由が必要です。
 
例えば、在宅勤務で何度も指導されていたにも関わらず仕事を怠けたことで、取引先から契約を打ち切られて会社に大きな損害を与えたような場合が挙げられます。
 
チャットを1時間に1回以上必ず返信し、仕事も真面目にしている場合、チャットの返信が遅くサボりとして減給される可能性はかなり低いといえます。
 

在宅勤務で気をつけるべきポイント

在宅勤務では上司は部下を目の前で管理できないため、不安になったり情報伝達がうまくいかなかったりします。そこで、在宅勤務で気をつけるべきポイントを見ていきましょう。
 

自分の状況をこまめに共有する

上司から「さぼってないか?」という疑惑をかけられないためには、自分の状況をこまめに伝えることです。例えば、仕事が完了したときだけでなく、途中経過も報告すると上司も安心です。多少チャットの返信が遅かったとしても、「今はこの仕事に集中しているんだな」と理解してくれることもあります。
 
事後的にチャットの返信が遅れたと感じた際には、別件で急ぎの作業に追われて返信が遅れたなど、理由を伝えるようにしましょう。
 

積極的にコミュニケーションを取る

会社に職場の人がそろっていると、時には雑談をするなどして、コミュニケーションを自然に取れます。ちょっとした会話の中から仕事に対するヒントが生まれたり、貴重な情報を得られたりすることもあります。在宅勤務では情報が得づらかったり、相手の表情が見えずに不安に思ったりするかもしれません。
 
在宅勤務でもテレビ電話などで積極的にコミュニケーションを取り、関係者との相互理解を深めましょう。
 

まとめ

在宅勤務でチャットの返信が遅いからといっても、それだけで減給されるようなことはまずありません。とはいえ、日々の積み重ねで自身の評価を下げてしまうことは考えられます。
 
在宅勤務では出社の時以上にコミュニケーションを取るように心がけ、自分の状況もこまめに共有するようにしましょう。
 

出典

e-Gov法令検索 労働契約法
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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