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「冷蔵庫」を閉め忘れ、朝気づいたときには開けっ放しに…!「12時間」で電気代はどれぐらい無駄になる?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月23日 2時10分

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冷蔵庫の扉を閉めたつもりになっていたのに、開いたままになっていて焦った……という経験がある方もいるかもしれません。   経済産業省資源エネルギー庁によると、冷蔵庫の消費電力は、家庭の使用電力の12%~15%を占めており、電気代への影響が気になります。   今回は、冷蔵庫が半日開けっ放しになっていた場合、電気代はいくら無駄になってしまうのかを調べました。

冷蔵庫の消費電力量と電気代

冷蔵庫にはさまざまなサイズやタイプがあり、それぞれ消費電力量が異なります。表1に各タイプの冷蔵庫の消費電力量と、通常の使い方をした場合の電気代をまとめました。
 
表1

冷蔵庫のタイプ 年間消費電力量
(キロワットアワー)
年間電気代
(概算)
1日あたりの電気代
(概算)
1~2人向き 323 1万13円 27円
4人以上向き 270 8370円 23円

※筆者作成
※電気代単価は、31円/キロワットアワーで計算
 
冷蔵庫は、冷媒を圧縮して放熱し、断熱膨張させて庫内の温度を下げています。こうした冷却機能を担うのは、温度を下げ、保つために冷媒を圧縮するコンプレッサーや、冷気を庫内に送るファンといった部品です。
 
冷蔵庫を開けっ放しにした場合、庫内温度を下げるために冷却機能が作動し続けることになります。その場合の電気代は、1~2人向きの小型冷蔵庫(電動機と電熱装置の定格消費電力合計が215ワットの場合)で1時間あたり約6.7円です。
 
また、4人以上向きの大型冷蔵庫(電動機と電熱装置の定格消費電力合計が301ワットの場合)で約9.3円です。12時間開けっ放しにした場合は、それぞれ約80円、112円となります。
 

元の温度に戻るまで何時間かかる?

冷蔵庫は、電源が入っていない状態から全体が冷えるまでに、およそ4~5時間かかるといわれています。気温が高い時期は、全体が冷えるまでに半日、長いときには1日必要なこともあるでしょう。
 
その間、冷蔵庫は庫内の温度を下げるためにフル稼働となり、電気代もその分かさむことになります。開けっ放しにしてしまったときは、できる限り扉を開けずに冷えるまで待ちましょう。
 

電気代以外の問題点

冷蔵庫が開けっ放しになっていた場合、電気代に加えてさまざまな影響があります。とくに気温が高い時期では、庫内の温度が上がることで食材が傷む可能性が高くなるため、注意が必要です。
 

食材が傷む

冷蔵庫の扉が開いたままの状態が続くと、庫内の温度は上昇し、食材は傷みます。
 
開けっ放しになっていた時間の長さにもよりますが、食中毒などの健康被害を避けるためには、必要に応じて食材を廃棄しなければならず、無駄になってしまいます。
 

結露が生じる

外気が中に入って結露し、庫内に水滴や霜がつくことがあります。長時間開けっ放しになっていると、庫内が水浸しになったり、食材に水がついたことで廃棄せざるを得なくなったりするでしょう。
 
またカビの原因にもなるほか、冷却効果が落ちたりコンプレッサーが故障する一因にもなったりするなど、さまざまな悪影響が考えられます。もし開けっ放しにした場合は、気づいた時点ですぐに水滴や霜をふき取りましょう。
 

冷蔵庫を開けっ放しにした際にかかる電気代は12時間で80円~112円ほど|食材や冷蔵庫本体への影響に注意

冷蔵庫を開けっ放しにした場合、電気代は12時間で80円~112円ほどとなり、通常の使い方をするよりも電気代はかかる可能性があるとみておきましょう。
 
庫内の温度が上昇することで、食材の劣化や冷却効率の低下、故障などが発生し、さらに費用がかかる可能性もあります。普段、何気なく開けることが多い冷蔵庫ですが、確実に閉まっているか確認するようにしましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 夏季の省エネ・節電メニュー 令和5年6月 電力使用の特徴 家庭における電気の使用割合(夏季の点灯帯(19時頃))
経済産業省資源エネルギー庁 冬季の省エネ・節電メニュー 令和5年10月 今冬の省エネ・節電の取り組み推進について 家庭における電気の使用割合(冬季の1日間)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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