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安くてすぐ酔えるので「ストロング系」チューハイを愛飲しているのですが、健康を考えたら止めるべきでしょうか……。

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月27日 11時10分

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近年では糖尿病や痛風を気にして、ビールからチューハイに移行する方が増えてきました。中でも「ストロング系チューハイ」と呼ばれる系統は、安くて飲み応えのある人気ジャンルのため、愛飲している方も多いでしょう。しかし、アルコールの度数が高いことから健康面で懸念しているケースもあります。   そこで今回は、ストロング系チューハイのアルコール量や健康上のリスクなどについて解説します。

ロング缶は1本だけで危険

生活習慣病のリスクを高める1日のアルコール摂取量は、男性で40g、女性で20g以上といわれています。ストロング系チューハイはアルコール度数8〜9%ですので、500mlのロング缶で約32g〜36gのアルコール量が含まれています。そのため、ロング缶では1本でほぼ規定量へ近い域に達してしまいます。
 
そのため、毎日ストロング系チューハイを1本ずつ飲んでいると、健康上のリスクがある点は否めません。また60gは危険な多量飲酒に該当するため、2本以上飲むとアルコール依存症のリスクを高めるともいわれています。
 

ストロング系チューハイの経済的負担額

アルコールは中毒性があるため、日々の晩酌としてビールや酎ハイを1本だけ飲むといった方も少なくありません。そこで、ストロング系チューハイを毎日1本ずつ飲んだ場合の経済的な負担額について解説します。
 
なお、今回の計算では350ml缶1本の価格を148円、ロング缶を200円と仮定します。
 

1日に1本ロング缶(500ml)を飲んだ場合

年間を通してロング缶を飲み続けた場合「365日×200円」で最大7万3000円かかる計算です。平日のみ飲む場合は「245日×200円」で4万9000円、土日だけなら2万4000円かかります。
 
ストロング系チューハイは年間を通して8万円もかからないため、経済的な負担額は低いといえるでしょう。ただし、アルコール度数が高いため、飲酒ペースは数日に1本程度にしておくことをおすすめします。
 

1日に1本(350ml)飲んだ場合

年間を通して350ml缶を飲み続けた場合「365日×148円」で最大5万4020円かかる計算です。平日のみ飲む場合は「245日×148円」で3万6260円、土日だけなら1万7760円かかります。350ml缶なら、ロング缶よりも経済的に負担が少なく済むと考えられます。
 
ただし、ストロング系チューハイ(アルコール度数9%)350ml缶のアルコール含有量は約25.2gです。なお、適切な飲酒量は男性で20g、女性で5~10gとされているため、規定量を超える計算となってしまいます。
 
2本飲むだけで危険な飲酒量である60gを超えてしまうため、ロング缶と同様に摂取ペースを落とすのをおすすめします。
 

お酒の適量は意外と少ない

健康上のリスクを回避適切な飲酒量は、男性で20g、女性で5~10gといわれています。これは350mlの缶ビール(アルコール度数5%)を1本飲むだけでほとんど到達してしまう量です。ストロング系チューハイの場合は、軽々と規定量を超えてしまうため、健康面で懸念があります。
 
しかし、人によってはどうしてもストロング系チューハイを飲みたいという人もいるでしょう。そのためには、1回の飲酒量よりも飲酒のペースを落としたり、炭酸水で割って飲んだりするのもよいでしょう。
 
また、週に何日かはお酒を飲まない休肝日を設けることも重要です。健康に気を付けて、上手にお酒と付き合っていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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