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「貯金が500万円以下の人とは結婚しない」と話す友人。500万円の貯金がある人なんて一握りだと思うのですが……。

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月27日 11時20分

「貯金が500万円以下の人とは結婚しない」と話す友人。500万円の貯金がある人なんて一握りだと思うのですが……。

結婚では、結婚式をはじめ、数多くの出費が発生します。そこで多くの貯金を求める方もいますが、実際に500万円以上貯金がある人は日本にどのくらいいるのでしょうか。そこで、日本の統計をもとに単身者の貯金額に関する情報をご紹介します。

500万円以上金融資産がある人の割合

金融広報中央委員会が調査した「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(単身世帯調査) 」によると、20~70代の2022年の金融資産の保有額の平均値は871万円でした。
 
ただし、この「平均値」の内訳を確認してみると、871万円を超えている方はあまり多くありません。少数の高額資産保有世帯によって平均値は大きく引き上がるため、統計上では「中央値」が用いられます。
 
今回の世論調査による結果では、金融資産保有額の「中央値」は100万円となりました。この「100万円」とは、保有世帯のちょうど半分の世帯が100万円よりも多くの金融資産を保有し、ちょうど半分の世帯が100万円よりも少ない金融資産を保有していることを表します。
 
ここまで差がある原因は今回の保有世帯1637世帯のうち、非保有世帯(0円とみなす)が863世帯あり、全体の8割弱が平均値よりも保有額が少ないからです。
 

20代・30代・40代の貯金状況

次に、単身世帯主が20代、30代、40代の場合のそれぞれの貯金額と金融資産額をご紹介します。20代の預貯金額(平均)は87万円、金融資産保有額(平均)176万円、中央値20万円でした。
 
また30代の預貯金額(平均)は218万円、金融資産保有額(平均)494万円、中央値75万円となっています。40代の預貯金額(平均)は250万円、金融資産保有額(平均)657万円、中央値53万円と上昇しているようにみえるものの、金融資産保有額(中央値)は減少します。そのため、すぐに使える預貯金の平均値も500万円とは大きく離れています。
 
20代で500万円以上の金融資産保有がある人の割合は8.6%、30代は24.4%、40代は26%という結果になりました。この結果から年代が若いほど「貯金500万円」を超えている人の割合は低く、特に20代ではかなり少ないことが分かります。
 

貯金ゼロも珍しくない

実は金融資産非保有(0円)と回答した割合が全世帯で34.5%も占めており、年代別にみると20代で42.1%、30代で32.4%、40代で35.8%の割合で貯金がないと回答しています。収入からの貯蓄割合も「貯蓄しなかった」と回答している割合も39.7%となり、日々の収入から貯金にお金を回すことが難しい単身者は約4割を占めています。
 
そのため、500万円どころか、貯金がほとんどないという単身者はかなり多くいるのが現状です。
 

500万円以上の貯金を持っている単身者は少数

500万円以上の貯金を持っている人数の割合は一握りだということが分かりました。ある程度の収入があっても貯金がゼロという単身者もいると考えられるでしょう。500万円以上の貯金がある人と結婚することは理想ですが、実際はかなり難しいのかもしれません。
 
とはいえ、結婚はお金だけではありません。貯金がそれほどない場合でも、価値観が合ったり、お互いを尊敬できたりするような人であれば、結婚を検討するのもよいでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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