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娘が「安いから」と軽自動車を購入しようとしています。事故など考えると心配なのですが、親としていくらか援助してでも「普通自動車」を買わせるべきでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月28日 5時0分

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自動車の中ではお手頃な軽自動車。車体の軽さなどから事故時のリスクが高いイメージがありますが、安全性の高さは普通自動車と大差がないことをご存知でしょうか。   本記事では、軽自動車の安全性の高さや普通自動車と大差がない理由や、安全性を重視した車の選び方などについて詳しく解説します。

軽自動車と普通自動車で安全性に大差はない

軽自動車は事故時のリスクや危険度が高いと思われがちですが、軽自動車と普通自動車で安全性に大差はありません。
 
軽自動車と普通自動車では同じ内容の安全テストが実施され、国が定めた安全基準をクリアした上で市場に出回っているため、軽自動車も普通自動車と同様の安全性が保たれています。
 
また、車体が軽い軽自動車は、ブレーキ時の制動距離が短く、事故時に発生するエネルギーも少ないため、普通自動車と比べて単独事故での被害は抑えられる可能性が高いとも考えられます。
 
ただし車両同士の相互事故の場合は、重量のある車両が軽い車両を弾き飛ばしてしまう性質から普通自動車のほうが安全といえるかもしれません。
 
構造の面でも、最近の自動車には「高張力鋼板」という薄くても頑丈性に優れた素材をボディに使用していることが多く、車両が軽い軽自動車でも普通自動車と遜色ない頑丈性が期待されるようになりました。
 
また、衝突時にあえて車両の一部を潰れやすくする「クラッシャブルボディ」を採用することで、事故のエネルギーを吸収して乗員への衝撃を軽減できるようにしています。また人が乗車するスペースは潰れにくくし、生存空間を作り出せるのもクラッシャブルボディの構造の特徴です。
 
国土交通省や自動車事故対策機構で、衝突耐性や機能などの安全性を点数化した車のデータを公表しているため、データを参考に自動車の安全性を比較してみましょう。
 

安全性の高い車とは?

安全性の向上を目的とした安全装置を搭載している車なら、事故時のリスクが低く安全性が高いでしょう。
 
自動車に搭載されている主な安全装置は以下の通りです。

●衝突被害軽減ブレーキ
●ペダル踏み間違い時加速抑制装置
●車間距離制御装置
●車線逸脱警報装置
●後側方接近車両注意喚起装置
●自動切換型前照灯

これらの安全装置が搭載されている車を選ぶことで、事故を未然に防げたり、事故の被害を最小限に抑えられたりと、事故時のリスクを下げることができます。
 
年式が新しい車には搭載が義務付けられている安全装置も多く、車によってはオプションで搭載できる安全装置もあります。事故時のリスクが不安な場合は、購入時の金額を上げてでも安全装置が豊富に搭載された車を選ぶと良いでしょう。
 

まとめ

軽自動車は事故時のリスクや危険度が高いと思われがちですが、普通自動車と同様に国の安全基準を満たしています。ただし、相互事故では重量のある車に弾き飛ばされてしまうリスクもあるため、一概に車種だけで安全性は計り知れません。
 
安全性の高さを重視するなら、事故を未然に防いだり事故の被害を抑えられたりする安全装置が搭載された車で、事故のリスクを下げることが大切です。
 
新型車なら多くの安全装置が搭載されており、車によってはオプションで搭載することもできるため、事故などが心配な人は安全装置が豊富に搭載された車を選ぶのも良いでしょう。
 
執筆者:梅井沙也香
FP2級

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