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日本で「年収500万円」は高収入? 年収の平均・中央値をもとに「割合」も解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月29日 2時30分

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「年収500万円」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか。「平均年収より高く、高収入だ」と感じる人もいれば、「さほど高収入ではないのでは?」と感じる人もいるでしょう。   一般的には、周りに自分の年収を話すことはしないため、自分の年収が周りと比べて高いのか、低いのか、よく知らないという人も多いのではないでしょうか。   本記事では年収500万円超の人がどのくらいいるのかを見ていきます。国税庁の「民間給与実態統計調査」をもとに、給与階級別の割合を紹介します。

年収500万円超は全体の約33.5%

国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は458万円です。つまり年収500万円超の人は、「平均年収以上の給与」を得ていることがわかります。また図表1は、同調査をもとに給与階級別分布を示したものです。
 
図表1


国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査より筆者作成
 
図表1を参考にすると、年収500万円超の人は全体の約33.5%という結果でした。約3人に1人しか年収500万円超の人はいないという結果であるため、「比較的高収入」ということができるでしょう。
 

年収アップには副業や転職活動を

現在勤めている会社の年収水準がよく、今後の昇進・昇給が望める場合には無理に行動する必要はありませんが、年収水準をより高めたいという人は、副業や転職活動が有効です。
 
副業であれば、仕事終わりや土日の時間を利用して年収を上げることができます。また、自分の趣味を仕事にすることもできます。加えて、チャレンジしてみたかった職務に、「本業の収入がある」という安心感を持った上で取り組めるはずです。
 
また、転職活動は、活動自体は勤めている会社に伝える必要はなく、転職サイトなどに登録し、スカウトを待ったり、自ら求人を探したりと状況に合わせて利用できます。「興味のある会社が見つかればエントリーしてみよう」という気持ちで、あまり重く考えずに取り組んでみてください。
 

年収500万円超は全体の約33.5%

年収500万円超と聞くと、高収入と感じるかは人それぞれかもしれませんが、国税庁の調査から年収500万円超の人は全体の上位約33.5%に入ることがわかりました。日本の平均年収は458万円のため、平均年収と比較した際には高収入といえるでしょう。
 
一方で、生活水準向上を目的に、より年収を高めたいという人も多いでしょう。現在勤めている会社での昇進・昇給が期待できない場合には、副業や転職活動を検討してみてください。
 
自分のチャレンジしてみたかったことに、可能であればまずは副業から始めてみて、感触がよければ転職活動をするという方法もあります。副業や転職活動を行う中で、自分自身のやりがいや適性に気付けることもあるはずです。ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
 

出典

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査―調査結果報告―
 
執筆者:小林裕
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート

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