自衛隊などで使われる「戦闘機」。単純な興味なのですが、一体どれだけの価格なのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年5月29日 7時20分
自衛隊にはいくつもの航空機が配備されていますが、その中でも花形と言えるのが戦闘機でしょう。戦闘機の購入や維持には国民からの税金が使われています。そのため、どれくらいの価格なのか気になる方は多いはずです。 そこで、自衛隊に配備されている戦闘機の種類や価格について紹介します。あわせて、戦闘機以外の航空機やそれぞれの任務についても解説します。普段の生活から戦闘機や航空機は遠い存在ですが、この記事を読むことで少し身近に感じられるはずです。
自衛隊で使われている戦闘機の種類
航空自衛隊によると、現在、自衛隊に配備されている戦闘機はF-35A、F15J、F-2Aの3種類です。機体数は3種類の合計で300機以上にのぼります。戦闘機は航空機の中の1つであり、侵入者を直接撃破するのが主要な任務です。
自衛隊にはさまざまな航空機が配備されており、種類とそれぞれの任務は以下の通りです。
・警戒機:レーダーを搭載し、日本の上空を監視
・輸送機:物資や隊員、要人の輸送
・救難機:主要任務は捜索や救助活動で、援助物資の投下も行う
・多用途支援機・飛行点検機:小型貨物の輸送や訓練支援、自衛隊施設の機能点検
・練習機:パイロット育成に使用され、操作技術に合わせてさまざまな種類がある
・ブルーインパルス:展示飛行を専門とし、アクロバット飛行が可能
普段の生活で接することがない航空機の中でも馴染み深いのはブルーインパルスでしょう。特にコロナ禍の東京上空で行われた、医療従事者への感謝を込めたアクロバット飛行は大きな話題を呼びました。ブルーインパルスはその後も、定期的に展示飛行が行われています。
自衛隊に配備されている戦闘機の価格は?
基本的に戦闘機の購入価格は公表されていませんが、F35Aで1機あたり120億円ほどとされています。海外から購入するため、この金額は為替によって大きく変動するのが特徴です。
なお、F-35Aの維持費は1機あたり年間で8億円ほどとされています。
戦闘機の購入や維持費用はどこから支払っている?
戦闘機の購入や維持などを含む、自衛隊の運用資金は国民の税金から賄われています。この費用は防衛関係費と呼ばれ、2022年度は国家予算約108兆円の中から約5兆円が充てられています。
防衛関係費の中で最も多くの割合を占めている費用は、自衛隊員に対する人件費や食費です。2022年度では2兆1000億円ほど、全体の約4割を占めています。戦闘機など装備品の新規購入は8000億円ほどで、全体の2割以下です。
防衛関係費に関わらず、国民が納める税金が正しく価値のある使い方になっているのかについては度々議論になります。議論をしていくためにも、我々が納める税金がどれくらいの費用でどのように使われているのか知っておくことが大切です。
自衛隊の戦闘機の価格は120億円ほどだが、維持費にもお金がかかる
明言はされていませんが、自衛隊に配備されている戦闘機の価格は120億円ほどとされています。時期によって価格は変動しますが、大きな理由の1つは為替です。
戦闘機は航空機の1つであり、自衛隊には任務に応じてさまざまな種類の航空機が配備されています。中でも、馴染み深いのはブルーインパルスでしょう。ブルーインパルスは展示飛行専門の航空機で、アクロバット飛行が可能です。
戦闘機の購入や維持は国家予算の中の防衛関係費から賄われています。その財源は国民が納める税金です。国民の税金が正しく価値のあるものになっているのか認識するためにも、利用先を知ることは大切です。
出典
航空自衛隊 主要装備
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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