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実家で「500円玉貯金」を発見! 銀行に預けると「手数料」はかかる? 何枚までなら無料で入金できるの? 税金がかかる場合もあるのか解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月31日 2時20分

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コツコツと貯金箱に貯めていった小銭がまとまった額になると嬉しいですよね。特に500円玉貯金は専用の貯金箱も数多く販売されており、手軽な貯金方法として取り入れている人も多いのではないでしょうか。   長年500円玉貯金を続けていると、その額が数万円を超えるケースもありますが、たくさん貯まった500円玉を銀行の口座に入金したい場合、税金はかかるのでしょうか。本記事では500円をはじめとした硬貨の大量入金にかかる費用と、小銭の使用方法もあわせて解説します。

硬貨の入金に税金はかからない

自分で貯めた硬貨を自分の銀行口座に入金する際には、どんなに高額でも税金はかかりません。しかし、実家で親が貯めていた500円玉貯金が見つかり、それを子どもの口座に入れる際には注意が必要です。
 
もし貯金額の合計が110万円を超えていた場合、親から子への贈与とみなされ、贈与税がかかることもあるからです。110万円を超えている場合は貯めた本人の通帳に入金するといいでしょう。
 

各金融機関の手数料

銀行に硬貨を入金する際に注意したいことがあります。それは「硬貨の入金手数料」です。多くの金融機関で硬貨の入金に手数料を徴収しており、硬貨の種類や枚数によっては入金額よりも手数料のほうが大きくなってしまう場合もあるので、注意が必要です。
 
硬貨の大量入金に関して、大手の金融機関では次のように手数料を定めています。
 
図表1
 
図表1
 
筆者作成
 
例えばみずほ銀行で500円玉貯金を入金した場合、100枚(5万円)までは無料となります。500枚(25万円)では550円、1000枚(50万円)では1320円、2000枚(100万円)では1980円の手数料がかかるのです。
 

500円玉の使い道

せっかくコツコツと貯めた貯金がわずかでも手数料として取られることは「もったいない」と感じる人も多いでしょう。小銭貯金が貯まった場合のおすすめの方法について紹介します。
 

小分けに入金する

今すぐ貯金を使う予定がなく銀行に入金したいという人は、手数料無料の上限枚数を複数日に分けて入金しましょう。今回紹介した金融機関では、無料の上限枚数が300枚の三井住友銀行が一度で最もたくさん入金できます。
 

買い物で使う

日常的に現金を使う人は買い物での使用もおすすめです。ただし同一硬貨は一回の買い物につき原則20枚までしか使うことができないとされています。セルフレジの場合、20枚以上使えることもありますが、あまりに大量に入れると機械が詰まってしまうことがあるので注意しましょう。
 

お年玉としてあげる

意外な用途に「お年玉」としてあげる方法があります。といっても、単純に小銭をポチ袋に入れるのではありません。大きな箱に小銭を入れ「つかみどり方式」にして、つかめた額だけお年玉としてあげるというものです。親戚の子どもが多い場合は盛り上がるお正月イベントになるでしょう。
 

硬貨の貯金は計画的に入金しよう

硬貨の銀行口座への入金に税金はかからないものの、枚数によっては各金融機関が定めた手数料を払う必要があります。手数料がかかるからといって、いわゆる「タンス貯金」にしておくと盗難や紛失の恐れもあるので、早めの入金や使用をおすすめします。
 

出典

国税庁 No.4402 贈与税がかかる場合
みずほ銀行 大量硬貨取扱手数料の新設について
三菱UFJ銀行 その他手数料
三井住友銀行 よくあるご質問
ゆうちょ銀行 よくあるご質問
e-Gov法令検索 通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律
 
執筆者:渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級

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