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実家を出たら「湯船につかる」のが急にぜいたくに思えてきました。毎日お湯をためるのっていくらかかっていたんでしょうか? 1人暮らしなら「シャワーだけ」のほうがお得ですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年5月31日 4時40分

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1日の疲れを癒やしてくれるバスタイム。しかし毎日のこととなると大量のお湯を使うので、光熱費が気になるところです。とくに一人暮らしでは、湯船にお湯をためるのはもったいなく感じる人もいるのではないでしょうか。   そこで本記事では、入浴にかかる光熱費や節約のコツについて解説します。

一人暮らしは毎日「お風呂」「シャワー」のどっちがお得?

実家で暮らしていたときは、当たり前のようにお風呂をためていた人も多いのではないでしょうか。ところが一人暮らしでは、自分一人が入るためだけに大量のお湯を使うのは光熱費が負担になってしまいます。
 
では、一人暮らしではお風呂とシャワーはどちらがお得なのでしょうか。まずは、お湯をわかすときにかかるガス料金を計算してみましょう。
 
ガス料金=上昇温度×水量÷(熱効率×発熱量)×都市ガス基準単位料金

<条件>

●上昇温度:20℃(20℃を40℃にする)
●熱効率:80%(従来型ガス供給器)
●発熱量:10750Kcal/立方メートル(45MJ/N立方メートルで換算)
●都市ガス基準単位料金:150円

この計算式と条件を用いると、1回あたりのお風呂とシャワーのガス料金は以下のようになります。

●お風呂に180Lためる:約63円
●シャワーを10分・150L使用する(毎分15L):約52円

このケースでは、1回の入浴で使用する湯量の少ないシャワーのほうがガス料金は安くなることがわかりました。しかし、シャワーは使用時間が長ければ長いほどガス料金は高くなってしまいます。
 
一方でお風呂は残り湯を洗濯に使用するなど再利用すれば、水道料金の節約につながるでしょう。どちらがお得なのかはライフスタイルにより異なるので、単純に比較はできません。
 

一人暮らしでお風呂を「節約」する方法

仮にお風呂のほうが光熱費は高くなるとしても、じっくり湯船につかり日頃の疲れを癒やしたいものです。そこで、お風呂の入り方を工夫して節約するコツを見ていきましょう。
 

残り湯を再利用する

入浴後の残り湯は捨てず、洗濯や掃除に再利用するのがおすすめです。なお、洗濯に残り湯を再利用するときは、「洗い」までにするのがポイントです。「すすぎ」にも残り湯を使用してしまうと、洗濯物がにおう原因になるためご注意ください。
 
このほか、植物の水やり(常温まで冷めたもの)や車・バイクの洗車などにも再利用できます。
 
ただし、残り湯には皮脂や汚れが混じっているので注意しましょう。湯船に入る前に体を洗う、入浴後は髪の毛や湯垢などの汚れをネットで取り除くなどすれば、お湯をきれいに保てます。また、入浴剤が入ったお湯も再利用には向かない場合があるのでご注意ください。
 

追い焚きは避ける

湯を張ってから入浴までに時間があくと、追い焚き機能によりガスを消費することになります。なるべく追い焚き機能を使わないで済むように、入浴直前にお湯をためるか、時間があくときは湯船にフタをして湯温が下がらないようにするのがポイントです。
 

節水対応のシャワーヘッドを使用する

シャワー派には、節水タイプのシャワーヘッドがおすすめです。少ないお湯でも水圧が保たれる構造のシャワーヘッドで、水流の切り替えできる性能に優れた製品も登場しています。そもそも使うお湯の量が減ればガスの消費量も少なくなるので、ガス料金の節約も期待できるでしょう。
 
なお、シャワーにはヘッドが取り外せるタイプとホース一体型の2種類があります。一体型はシャワーヘッドを交換できないので、事前にご確認ください。
 

まとめ

一人暮らしの場合、基本的にはお風呂よりシャワーのほうがお湯の使用量は少なくなるでしょう。しかし、1日あたりのガス料金は十数円ほどしか変わりません。また、残り湯を再利用する前提ならお風呂のほうがお得になる場合もあります。そこで、ライフスタイルに合わせてお風呂とシャワーを使い分けるのがおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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