「新NISA」をはじめとする投資の資産運用。仕組みまで理解している人はどれくらいいる?
ファイナンシャルフィールド / 2024年5月31日 8時10分
![「新NISA」をはじめとする投資の資産運用。仕組みまで理解している人はどれくらいいる?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_297483_0-small.jpg)
新NISAは、2024年から利用できるNISA(少額投資非課税制度)の新制度です。新NISAという名前を知っている方は多くいますが、制度内容までしっかり理解しているという方は少ないのではないのでしょうか。 もしこれから新NISAを始めようか悩んでいる場合は、ほかの方が新NISAに月いくら使う予定なのかを参考にしてみるのもおすすめです。 今回は、新NISAの概要や認知度、新NISAを利用予定の方の投資予定額などについてご紹介します。
新NISAはどんな制度?
新NISAとは、2024年1月から開始したNISA(少額投資非課税制度)の新制度のことです。NISAという略称は「Nippon Individual Savings Account」の頭文字から名づけられました。
NISAの制度自体は、最長5年間は保有していても非課税となる一般NISAとして2014年から開始しています。その後、2016年には子どもの資産形成向けの「ジュニアNISA」(未成年者少額投資非課税制度)が、2018年には最長20年間非課税で保有できる長期の資産形成向けNISA「つみたてNISA」が始まりました。
しかし、2024年に制度が一新されてジュニアNISAは廃止され、一般NISAやつみたてNISAは新NISAで「成長投資枠」と「つみたて投資枠」に変更されました。
新NISAの特徴は以下の通りです。
・非課税保有期間に制限がない
・2枠の併用が可能
・1年間で投資できる上限が成長投資枠は240万円まで、つみたて投資枠が120万円まで
・非課税で保有できる限度額が2枠の合計で1800万円、成長投資枠はそのうち1200万円
なお、成長投資枠は投資信託や上場株式など幅広い銘柄を選べ、つみたて投資枠の銘柄は金融庁の基準を満たした一定の投資信託に限定されている点も特徴です。一括で投資をするなら成長投資枠、長期的な資産形成が目的ならつみたて投資枠が向いているでしょう。
新NISAのことを知っている人はどれくらい?
株式会社LENDEXが20~50代の会社員に対して実施した「サラリーマンのお財布事情」に関する調査によると、2023年の時点で新NISAが始まることを知っている方の割合は70.9%でした。かなり多くの方が新NISAの存在を知っていることになります。
対して、新NISAの内容を「充分に理解している」と答えた方は17%、「ある程度理解している」と答えた方は47.2%でした。つまり、新NISAに対する認知度は高いものの、しっかりと制度を理解している方は少ないことが分かります。
新NISAには毎月いくら投資すればいい?
投資をするときは、自分の経済状況にあった金額に収めることが大切です。しかし、初めて投資をする場合はいくらから始めたらよいか分からないケースもあります。
株式会社ロイヤリティ マーケティングが2023年に実施した「新NISA制度に関する調査」によると、新NISAを利用する予定の方で、投資予定額として最も多かったのはつみたて投資枠の限度額でもある月10万円(年間120万円)で21.3%でした。2番目に多い金額は1万~2万円未満で12.9%です。
(※「ロイヤリティ マーケティング」調べ)
もし初めて投資する場合は、限度額ではなく1~2万円の価格帯で挑戦してみるのもよいでしょう。
新NISAのことを知っている方は会社員で約71%
新NISAとは、2024年から新たに始まったNISA制度です。非課税保有期間の制限がなくなったため、長期的な投資をしやすくなりました。新NISAに対する認知度は70%超えと高い一方で、理解度は少し低いといえるでしょう。
もし新NISAを利用したい方で投資額を悩んでいる場合は、今回参照したアンケート結果でも多かった月1万~2万円未満と少額から始めてみるのも方法のひとつです。
出典
金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る
金融庁 NISA特設ウェブサイト 2023年までのNISA
株式会社LENDEX 「サラリーマンのお財布事情」に関する調査(PR TIMES)
株式会社ロイヤリティ マーケティング 公開レポート 新NISA制度に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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