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自動車税の「納付書」が届きましたが、去年より高くなっていました。これって「車が古くなったから」ですか? それとも何かの間違いでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月3日 2時10分

自動車税の「納付書」が届きましたが、去年より高くなっていました。これって「車が古くなったから」ですか? それとも何かの間違いでしょうか…?

毎年5月になるとやってくるのが、自動車税の納税時期です。ゴールデンウィーク中、遅くともゴールデンウィーク明けには納付書が自宅に届いているでしょう。   この自動車税ですが、一定の時期になると納めなければならない税額が変わってきます。人によっては去年よりも高くなったというケースもあるかもしれません。本記事では、自動車税が高くなるケースを紹介します。

古い車は自動車税が重課される

多くの人が直面するであろう、自動車税額が高くなる理由の1つは、1台の車を長い間使っているときです。それは、自動車税のグリーン化特例の1つである“重課”です。
 
自動車税は、初年度登録(新車登録)から13年を超過すると、約15%税額が高くなります。例えば2010年式の2000ccの車に乗っている場合、去年までは3万9500円だったものが4万5400円となります。
 
愛車の新車登録からの経過年数を把握していなかった人にとっては、重課された自動車税の納税通知が自宅に届くと驚くことでしょう。昨年よりも自動車税が高くなってしまったことは間違いではなく、車を長い間使っていたということになのです。
  

新しい車の場合は「グリーン化特例」が適用されている可能性も

自動車税が高くなるもう1つのケースとして、エコカーを新車購入した場合があります。こちらについてはあまり気にする人も少ないかもしれませんが、これもグリーン化特例の制度によるものです。ただし、このケースの場合は逆に“減税”されている、ということになります。
 
電気自動車やプラグインハイブリッド車の場合、新車登録の翌年度の自動車税が約75%減免されます。加えて、基準を満たしたハイブリッド車の場合は約50%減免される制度です。
 
つまり、今年の場合は、2022年度に新車購入した人にとって自動車税が減免された税額から正規の金額になった状態で課税される、ということになるのです。
 
新車購入時にディーラーの営業担当者から説明されているケースもありますが、2年以上も前の話になりますから忘れているかもしれません。このケースに該当する人は気をつけておきたいところです。
 

車検時の自動車重量税も確認しておこう

今回は5月に届く自動車税の課税額を主に解説しましたが、車検時に納税することになる自動車重量税についても税額の減免や重課制度が存在します。
 
こちらはエコカー減税の中にある制度で、新車登録から13年経過した場合と18年経過した場合にそれぞれ重課されます。
 
さらに新車の場合は自動車税と同様に減免される制度となっており、燃費性能などにより最大で100%重量税が減免されます。また、乗用車の場合は新車から3年経過後の初回車検においても自動車重量税が減免される場合もあります。
 
車検時の自動車重量税の税額については、国土交通省の次回自動車重量税額照会サービスのサイトで車検証に記載されている車台番号を入力することで確認できます。
 
自動車税にしても自動車重量税にしても、新車から13年を経過すると税金が増えることを共通認識として覚えておくとよいでしょう。
 

出典

国土交通省 グリーン化特例の概要
東京都主税局 自動車税種別割
国土交通省 エコカー減税 (自動車重量税) の概要
国土交通省 次回自動車重量税額照会サービス
 
執筆者:宇野源一
AFP

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