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愛車が「リコール対象」に…。購入代金の返金はしてもらえるの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月4日 10時50分

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自動車におけるリコールとは、自動車の設計や製造の過程で不具合や問題が起こった場合に、自動車メーカーの判断で、自動車の回収や修理を実施して事故やトラブルを防ぐ制度です。もしも、愛車がリコールの対象となった場合に、修理費用ではなく、車の購入代金自体を返金してもらえるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。   今回は、リコール制度の内容や修理の流れ、車の購入代金の返金が可能かどうかについて解説します。

リコール制度における回収や修理の種類

リコール制度には、おもにリコール・改善対策・サービスキャンペーンの3つの回収や修理方法があります。リコールとは、道路運送車両の基準を満たしていない場合にその基準を満たすために行われるもので、タイヤやチャイルドシートなども含まれます。
 
改善対策とは、道路運送車両の基準には明記されていませんが、不具合が発生した場合の安全性が疑われる場合に、自動車メーカーが行う改善措置です。また、サービスキャンペーンという名目で、その2つに該当しない自動車の不具合を、自発的に品質改善を行っている自動車メーカーもあるようです。
 

リコール情報の確認方法

自分の車がリコールの対象かどうかを調べるには、おもに以下の方法で確認できます。

●ディーラーからの通知で確認する
●自動車メーカーのWebサイトで確認する
●国土交通省のWebサイトで確認する

自分の車がリコールとなった場合は、自動車ディーラーからメールやDMなどで詳細が送られてくるケースが多いようです。また、自動車メーカーのWebサイトから車検証に記載されてある車台番号を入力すれば、対象の車種の詳細を調べられます。
 
さらに、国土交通省のリコール情報検索でも車名・型式・届出日を入力すると、該当する結果が一覧で表示されて目的の届出番号から確認できます。ただし、対象車種と表示されている場合でも、その車の仕様により対象外のものが表示されているケースもあるため、詳細はメーカーのWebサイトから検索する方がスムーズです。
 

リコール対象車の修理対応の流れ

リコールとなった車を修理する際は、最寄りのディーラーに連絡をして、修理する日の予約を行います。予約した日になったら、車を持ち込んで修理してもらう運びとなります。内容により修理が数時間で終わる場合もあれば、部品などがなく取り寄せしなければいけなくなると、数日かかるケースもあるようです。
 
また、その場合に代車などを必ず用意してもらえるとは限りません。無料で貸し出してくれる場合もありますが、貸し出しを行っていなかったり、有料になったりする場合もある点を認識しておきましょう。
 

リコールを理由に車の購入代金の返金は可能?

リコールは、自動車の修理代や部品の交換代などは負担してもらえますが、それ自体を理由にして購入代金の返金はできない可能性が高いです。事故を未然に防ぐ目的で行われているものであり、車に乗れないというわけではないためです。
 
しかし、リコール前に実費で修理した部分に関しては、修理代を返金してもらえる場合もあります。メーカーや販売店により返金に必要な書類が異なるため、返金条件を確認してみましょう。
 

愛車がリコールされても購入代金の返金はできない可能性が高い

自動車のリコールは、道路運送車両の基準を満たしていない場合やその可能性が高い場合に、自動車メーカーの判断で行う改善措置です。リコールで発生する修理費用や部品の交換費用などはかかりませんが、それを理由に車の購入代金の返金はできない可能性が高いです。
 
また、修理期間が数日かかる場合に、代車の用意をしてもらえるかはディーラーの都合で有料になるケースもあるため、修理を依頼する際に事前に確認しておきましょう。
 

出典

国土交通省 自動車のリコール・不具合情報 リコール制度について
国土交通省 リコール情報検索
トヨタ自動車株式会社 該当するリコール等の内容と実施状況の検索
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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