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生活保護受給者が宝くじに高額当選した場合、受給資格はどうなりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月7日 6時10分

生活保護受給者が宝くじに高額当選した場合、受給資格はどうなりますか?

誰もが一獲千金を夢見て購入する宝くじ。しかし、万が一生活保護を受けている方が、宝くじに高額当選した場合、受給資格はどうなるのでしょうか?   今回の記事では、宝くじに高額当選した場合、生活保護の受給資格はどうなるのかを詳しく説明します。

生活保護受給者の割合

そもそも、生活保護を受けている方はどのくらいいるのでしょうか。
 
厚生労働省の生活保護の被保護者調査(令和6年1月分概数)によれば、日本で生活保護を受けている方は202万804人です。人数は前年より0.2%減少していますが、人口の1.63%は生活保護を受けています。
 

生活保護受給者は宝くじを購入してもよい?

生活保護とは、働けない方や働いていても最低限度の生活を維持できない方が、一定の条件を満たすことで支援を受けられる制度です。全てが生活費として考えられがちですが、実は生活保護費の使い道は原則自由です。
 
したがって、ギャンブルや宝くじの購入に充てても問題はなく、罰則などはありません。
 
ただし、娯楽ばかりにつぎ込んでしまうと生活はさらに苦しくなります。生活保護の意味や目的を考え、娯楽に使う費用は生活費をきちんと考慮し、たしなむ程度にとどめておくことが大切です。
 

生活保護受給者が宝くじに高額当選した場合

ここでは、生活保護を受けている方が宝くじに高額当選した場合、生活保護の受給は続けられるのか、当選金額はもらえるのかについて解説します。
 

生活保護は廃止される

生活保護受給者が宝くじに高額当選をした場合は、支援を受ける必要がないと見なされるため、生活保護は廃止されます。
 

当選金額は受け取れる

生活保護を受けていても、きちんと申告すれば当選金は全額受け取れます。当選金は収入と見なされるため、金額によって生活保護を受けられるかどうかが変わります。
 
そもそも、高額当選をして申告しないのは不正受給と見なされるルール違反の行為です。申告していないことが分かった場合は、今まで支給された分を返還しなければなりません。
 

不正受給の件数

厚生労働省によると、生活保護の不正受給の数は年々減少傾向にあります。平成28年は4万4466件だったのに対し、令和2年では3万2090件となっています。不正受給の理由の6割は稼働収入の無申告や過少申告です。
 
宝くじで高額当選をしたにもかかわらず申告しなかった場合は、無申告による不正受給と見なされます。「バレないだろう」と思って申告しないのは非常に危険です。不正受給だと分かった後の方が大変なので、高額当選をしたら必ず手続きを行いましょう。
 

高額当選をしたときの対処法を知っておこう

宝くじに高額当選をした場合、申告せずにいると不正受給と見なされる可能性があります。
 
生活保護は国民全員が最低限度の生活を維持できるようにするための支援制度です。生活保護を受ける際はその意図をしっかりと理解し、ルールを守って正しく受給することが大切です。
 

出典

厚生労働省 生活保護の被保護者調査(令和6年1月分概数)の結果を公表します
厚生労働省 生活保護制度の現状について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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