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50歳になり「ねんきん定期便」を見ると、老後は妻と2人で「月18万円」ほどでした。賃貸で「最低24万円」は必要なのですが、どうすれば良いでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月9日 4時40分

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現役世代のうちは、老後については「まだ先だしなんとかなるだろう」と考えている人も多いのではないでしょうか。ただ、中には50歳になり改めて「ねんきん定期便」を見ると、思っていたよりも年金の金額が少なくて急に不安を感じる人もいるかもしれません。   本記事では、これから定年を迎える人が、思っていたよりも年金受給額が少なかった場合、どうすれば良いか解説します。

「ねんきん定期便」で50歳以降は将来の年金見込額が分かる

「ねんきん定期便」は、国民年金や厚生年金の加入者に対し、毎年誕生月に日本年金機構より送られてきます。
 
基本的には、「50歳未満」と「50歳以上」では内容が異なり、50歳以上になると将来受け取れる老齢年金の種類と見込額が表示されます。そのため、中には具体的な将来の年金見込額を見て、思っていたよりも年金が少なくて驚いたという人もいるかもしれません。
 

年金が思っていたより少ない場合はどうすればよい?

「ねんきん定期便」に書かれている年金の見込額が少なく、これからも大きな収入上昇の見込が無い場合、どのように対応すれば良いのでしょうか?代表的な対応策をいくつか紹介していきます。
 

退職金含め、貯蓄でどれだけ対応できるか計算する

年金で生活ができない場合、足りないお金を補うには、働くか貯蓄を取り崩すかの二択が中心です。どちらにせよ、まずは退職金を含め、退職時点でどれくらいの貯蓄があるのかを計算しましょう。
 
その上で、おおまかに貯蓄で生涯乗り切れるかどうかを計算します。例えば、60歳で退職して働かず、65歳から年金を受け取り始める場合、その間の5年間の生活費は丸々貯蓄からまかなう必要があります。
 
また、年金を受け取り始めた後も、年金受給額が毎月18万円、生活費が24万円であれば、毎月6万円を貯蓄から補填(ほてん)しなければなりません。
 
この不足がどれくらいの間続くかは寿命次第なので正確には分かりませんが、最低でも平均寿命(男性:81歳、女性:87歳)くらいまでは考慮し、貯蓄でまかなえるかどうかを計算します。
 

老後も働き、繰下げ受給をする

貯蓄をあまり取り崩したくなかったり、貯蓄が足りなかったりする場合には、定年後も働き続け、繰下げ受給で年金受給額を増やすことも有効です。
 
年金は65歳から受け取り始めることが基本ですが、希望すれば75歳まで受給開始時期を遅らせられます。そして、受給開始を1ヶ月遅らせるたびに、65歳から受給するはずだった年金額に0.7%が増額されます。
 
そのため、65歳時点で受け取ると毎月18万円だったとしても、69歳から受け取ると24万円を超えます。このように、必要な生活費を補える時期まで働き、その後は年金生活という選択肢も考えてみましょう。
 

妻に働いてもらう

今回のように妻が専業主婦だった場合、妻に働いてもらうことも選択肢の1つです。働いた分老後のお金を貯められたり、条件次第では妻が厚生年金に加入し、老後の年金を増やせたりすることもあります。
 
ただ、今まで専業主婦だった人が急に長時間働くと、体調を崩したり、強いストレスを感じたりするかもしれません。体調にじゅうぶん気をつけながら、無理のない範囲で働くようにしましょう。
 

まとめ

老後のお金を年金でまかなえない場合、まずは貯蓄状況を把握しつつ、老後の就業などを検討していきたいところです。また、収入を増やすことはもちろんですが、節約により支出を減らすことも大切です。
 
定年後は病気やけがによる予期せぬ出費が増える可能性もあります。いろいろな選択肢を検討するとともに、貯蓄状況の把握など、できることから始めましょう。
 

出典

日本年金機構 大切なお知らせ、「ねんきん定期便」をお届けしています
厚生労働省 令和4年簡易生命表の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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