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コンビニのレシート入れで見かける「割引クーポン付きレシート」。勝手に持ち帰ったら「盗難」になりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月8日 10時30分

コンビニのレシート入れで見かける「割引クーポン付きレシート」。勝手に持ち帰ったら「盗難」になりますか?

お得な割引クーポン付きレシートがコンビニのレシート入れにあると、思わず持ち帰ってしまう方もいるかもしれません。しかし、実はその行為は窃盗罪に問われる可能性があるのです。   今回は、つい見落としがちなレシートの落とし穴について解説します。

コンビニのレシート入れにある「割引クーポン付きレシート」の所有権は?

コンビニのレシート入れにある「割引クーポン付きレシート」の所有権は、店舗にあります。レシートは購入者に渡された時点で所有権が移ります。
 
そして、購入者がレシートを不要と判断し廃棄した場合は、所有権が放棄されたと考える方もいるでしょう。しかし、不要レシート入れ等に捨てられた他人のレシートは店舗内の物であり、店舗の占有下にあります。
 

黙って持ち帰れば罪に問われる

不要レシート入れに捨てられたレシートは、店舗の所有物であり、持ち帰れば窃盗罪に問われる可能性があります。例え店舗側が被害届を出さなくても、立派な犯罪行為です。
 

迷惑行為になる

クーポン目当てで大量にレシートを持ち帰るのは、店舗にとって迷惑行為です。クーポン発行の趣旨にも反しますので、モラル的にも問題があります。
 

コンビニでの窃盗事件

コンビニでの窃盗事件は、残念ながら頻繁に発生しています。以下にいくつか事例をご紹介します。
 

・コーヒーマシンでの窃盗事件

レジでレギュラーサイズのコーヒーを購入した客が、ワンサイズ上のラージサイズのボタンを故意に押していました。注文とは違う商品を購入していた行為は窃盗罪に当たるため、この客は現行犯で逮捕されています。
 

・弁当と油そばの窃盗事件

札幌市北区のコンビニで、弁当と油そばの2点、約1200円分が盗まれ、店員が追いかけたものの振り払って逃走した事件がありました。
 

・電源の無断使用事件

福岡県古賀市のコンビニで、コンビニの電源を無断で使用し、焼きそばを作っていた男性が逮捕されました。
 
これらの事例は、コンビニでの窃盗事件です。窃盗は法律により厳しく禁じられており、発覚した場合には罰せられます。
 

窃盗罪で逮捕された場合

窃盗罪で逮捕された場合、以下のような流れとなります。
 

・逮捕

現行犯逮捕や通常逮捕などがあります。現行犯逮捕は犯行中や犯行直後の逃走中に身柄を確保されることを指します。通常逮捕は警察などの捜査機関が被疑者を特定し、裁判所からの逮捕令状をもって逮捕するものです。
 

・刑罰

窃盗罪の法定刑は、10年以下の懲役または50万円以下の罰金です。実際の罰金額は20万~30万円程度となるケースが多いですが、被害回復ができなかったり、悪質性が高いと判断されたりする場合は、より高額になる可能性があります。
 

コンビニのレシート入れからレシートを持ち帰る行為は罪に問われる可能性が高い

コンビニのレシート入れからレシートを持ち帰る行為は罪に問われる可能性があります。自分の買った商品のレシート以外は持ち帰らないようにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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