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新車で買った「アルファード」をシャコタンにしたいと言い出す夫。お金はどれくらいかかりますか? また、法律に触れないか心配です…。

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月10日 10時40分

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家族に「新車をシャコタンにしたい」と言われれば、驚きとともに不安を感じてしまう方は多いでしょう。かっこいい車に乗りたいという気持ちを尊重しつつ、改造費用や法律については、きちんと理解しておくことが重要です。   この記事では、シャコタン改造の費用と法律的な問題について詳しく解説します。

新車で買ったアルファードをシャコタンにする際の費用

アルファードをシャコタンにするための費用は、ダウンサスと車高調によって異なります。
 
ダウンサスとは、純正のコイルスプリングを全長の短いコイルスプリングに交換することで車高を下げる方法です。ダウンサスの費用は比較的安く、一般的には1000円から3万5000円程度です。
 
一方、車高調は車高を自由に調整できるシステムで、より高度なチューニングが可能です。しかし、その分費用は高くなり、一般的には10万円から15万円程度かかります。
 

シャコタン改造のメリット・デメリット

シャコタン改造には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
 

メリット

メリットは3つあります。
 
・見た目がかっこよくなる
 
車高が下がることで、車体全体のスタイルが引き締まり、スポーツカーのようになります。
 
・運動性能が向上する
 
車体の重心が下がることで、動きが俊敏になり、走行性能が全般的に向上するといわれています。
 
・安定感が増す
 
車高が下がることで、特に高速走行時の振動や騒音が少なくなり、リヤシートの乗員が車酔いになるのを軽減できる可能性があります。
 

デメリット

デメリットは以下の通りです。
 
・乗り心地が悪くなる
 
タイヤの上下の可動域が狭くなれば、段差やくぼみなどで受ける衝撃を吸収しきれなくなるので、乗り心地は確実に低下します。
 
・車体へのダメージが大きくなる
 
最低地上高が低くなることで、道路に車体下部をこすってしまうケースが増え、部品に穴があいてしまったり、脱落してしまったりといったトラブルに見舞われるリスクが高くなります。
 
・法律に触れる可能性がある
 
極端なシャコタン改造は法律に触れる可能性があります。道路運送車両の保安基準では、最低地上高を90mm以上確保する必要があるとしています。つまり、保安基準を満たしていなければ不正改造として処罰される可能性があるということです。
 

車の改造が不正だった場合

車の不正改造は、道路運送車両法により禁止されています。もし、不正改造によって摘発された場合には、以下の罰則が科せられます。

・6ヶ月以下の懲役
 
・30万円以下の罰金

不正改造車が摘発された場合、「不正改造車」と記載された整備命令標章がフロントガラスに貼られ、15日以内に不正箇所を直すように整備命令が出されます。この整備命令に従わなかった場合は、50万円以下の罰金が科されることになります。
 

改造費用は範囲や選ぶパーツによって異なり、不正改造は摘発対象

アルファードをシャコタンにするための費用は改造の範囲や選ぶパーツにより異なります。ダウンサスは1000円~3万5000円程度、車高調は10万円~15万円程度と幅幅広い上に取り付け費用も加わります。ホイールやタイヤの交換が必要な場合はさらに費用がかかる可能性があります。
 
次に、法律上の注意点です。道路運送車両法の保安基準では、普通自動車の最低地上高は90mm以上でなければならないと定められています。したがって、この基準を守っていない場合は不正改造として摘発される可能性があります。
 
アルファードをシャコタンにしたいと考えているなら、法律と安全性を十分に理解した上で行うとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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