「古着」好きの友人が「5万円」の古着を購入していました。新品の方が”お得”に思えますが、古着の相場はどのくらいなのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月10日 10時20分
古着は、基本的には誰かが一度以上着用した衣類全般を指します。一般的な古着や海外から輸入したインポート古着、年代物のヴィンテージ古着など、古着にもさまざまなカテゴリが存在します。 一度着用した服は中古品扱いとなるため価値は下がりそうですが、服の種類によっては新品よりも古着の方が価値があるケースもあるようです。 今回は、古着の一般的な価格や古着を購入するメリット、古着の価値が高くなる理由を解説します。
一般的な古着の価格
古着屋や販売されている服の種類によって古着の価格はさまざまですが、3000円~1万円程度で販売されていることが一般的のようです。なかには、500円程度から購入できるアイテムも存在します。
ただし、ヴィンテージ品と呼ばれる価値の高いものであれば、数十万円~数百万円まで価格が上がるものもあります。例えば、アメリカのオークションイベントでは、1880年代のリーバイスのデニムパンツが約1300万円で取引された事例もあるのです。
このように、一般的な古着屋で販売されている服と、ヴィンテージ品とでは同じ古着というジャンルでも大きく価格差がある場合もあります。
古着を買うメリット
古着の購入にあたっては、以下のようなメリットが考えられます。
・同じ商品でも安く購入できる可能性がある
・新品にこだわりがなければ洋服代を節約できる
・季節問わず四季折々の洋服を購入できる可能性がある
新品で欲しい服があり、価格が高くて購入を断念しなければいけないケースでも、古着屋で同じ商品が新品よりも安い価格で販売されている可能性もあります。
また、新品にこだわりがなく古着に抵抗がなければ、新品よりも購入費用を抑えられる場合があるため、洋服代の節約にもつながるでしょう。
さらに、アウトレット以外のショップは基本的に季節物のアイテムしか販売されていない場合が多いですが、古着屋では夏の時期に秋や冬の時期の服が販売されていることもあります。
ただし、前提として新品を取り扱うショップと違い、一点物かつサイズや状態のいい理想のアイテムを購入できるとは限らない点には注意が必要です。
古着の価値が上がるケース
新品は定価というものが存在しますが、古着には定価がなく、服の種類や状態、年代、トレンドなどのさまざまな要素から総合的に価値が決められるケースが一般的です。
基本的には新品の方が価値が高い傾向にありますが、以下のような場合では古着の価値が上がる可能性があります。
・ヴィンテージ品と呼ばれている場合
・一点物かつ希少価値が高い場合
・トレンドとなっている場合
・輸入コストがかかる場合
ヴィンテージ品とは価値の高い年代物の希少なアイテムを指します。手間がかかっていたり、今では再現の難しい技法が使用されていたりするものが多く、当時の価格の数倍にもなっているものもあるようです。
さらに、現在は販売されておらず、トレンド性のある流通量の少ない服なども希少価値が高いと判断されれば、価格が上がる傾向にあります。
日本で出回るような古着ではなく、アメリカ製やヨーロッパ製などの海外から輸入して販売している古着などは、その分輸入コストが価格に反映されているケースもあるでしょう。
古着の価格相場は3000円~1万円程度
一般的な古着屋で販売されているアイテムの価格は3000円~1万円程度が相場とされています。
ただし、ヴィンテージ品や希少性の高い服、輸入コストなどの面から通常よりも価値が高くなっている古着もあります。アイテムによっては、当時の価格よりも数倍にもなっている服も存在しているようです。
また、新品にこだわりがなく古着に抵抗がない方であれば、新品よりも安い価格で購入できる可能性があり、洋服代の節約につながるメリットもあるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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