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ポイントカードを集める「ポイントカード収集癖」これって本当にお得なの!?

ファイナンシャルフィールド / 2018年11月29日 3時0分

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財布がやけに膨らんでいるけれど、札束ではなく、キャッシュカードでもなく、ポイントカードだったということはありませんか?   無料でお得な会員という言葉につられて、ついつい入会してしまうポイントカードですが、ポイント会員ってそんなにお得なのでしょうか?  

ポイントカードに縛られない?

例えば、こんなケースがあったとしましょう。
 
1回1,000円以上の買い物をして1ポイント。
 
1年以内に10ポイントたまったカードで10%オフの買い物ができるという場合。
 
現実的ではありませんが、ポイントカードをいっぱいにすることをゴールとすれば、1,000円ちょうどの買い物を1年以内に10回やって累計10,000円で10ポイントがたまりました。
 
そのご褒美として1万円の買い物をした場合、10%オフ、つまり1,000円オフになります。
 
さらに、1年間に累計2万円で1,000円、5%オフとなります。
 
10%オフを味わうためには、カードがいっぱいになった時点で10万円以上の買い物をしなければならなくなります。
 
そのタイミングで同じ商品を例えば20%オフで提供している店があったとすれば、安く買える機会をあきらめることになります。
 

せっかく作ったから、ポイントをためる

せっかくポイントカードを作ったから、ポイントがたまるし、割引も受けられる、と思ってポイントカードに縛られていませんか? 
 
確かに数字で示されて「あと○○ポイントたまると特典ゲット」などと煽られると、さして必要もないのに特典のために買ってしまいがちです。
 
それはお店にいるときに充実感がわいてきますが、自宅に持ち帰ってしまえば、なくてもよかったもの、使う予定はこれからもなさそうなもの、に気づきます。
 
自宅には、ポイントがたまってもらう商品があちらこちらに散乱して、なんとなく雑然とした部屋になってしまう、処分するにできない、いつかは使えるだろうと思ってそのままにして2年、3年たって断捨離する、という終わり方をしていませんか。
 

必要なものを、自分の意思で楽しんで選ぶのが買い物

必要であれば、本当に欲しいものであれば、ポイントがつかなくても、割引特典を受けられなくても買いますよね。
 
そうやって買ったもののほうが、大切に長く使うものです。
 
無駄なポイントカードで財布を膨らませるのではなく、買い物そのものを自分の気持ちと相談して楽しむことで、財布の中のお札を増やすほうが本当の買い物上手と言えるのかもしれません。
 
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
 

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