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年収「700万円」で管理職への打診が! でも「残業代」がつかないなら、平社員でいるべき? 管理職のメリット・デメリットを解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月12日 2時30分

年収「700万円」で管理職への打診が! でも「残業代」がつかないなら、平社員でいるべき? 管理職のメリット・デメリットを解説

現在平社員で勤務している中でも、仕事ぶりが認められて管理職の打診を受けることもあるかもしれません。管理職になると今までよりも仕事の幅が広がり、年収もかなり増える見込みがあるものの、残業代が出ないという話を聞き、思いとどまっている人もいるのではないでしょうか。   本記事では管理職になるのと、このまま平社員でいるのとどちらの方が得なのか解説します。

管理職は一般的には平社員よりも給料が高い

そもそも、一般的に管理職の年収は高いのでしょうか。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 役職別」によると、役職別の月額賃金の平均は次のとおりです。

●非役職者:29万1100円
●係長級:37万800円
●課長級:49万800円
●部長級:59万6000円

このように、基本的には管理職となり、昇進していくほど賃金は上がっていくといえます。
 

管理職は残業代が出ない

労働基準法では、従業員が1日8時間、1週間40時間を超えて働いた場合、会社は残業代を支払わなければならないとしています。
 
ところが、「監督若しくは管理の地位にあるもの」、つまり管理監督者に対しては残業代を支払わなくても良いと記載があります。これにより、管理職になると残業代がつかず、どれだけ残業しても毎月の給料は変わらないという風景はよくみられます。
 

残業に関する管理職のメリット・デメリット

残業代が出ない管理職は平社員と比べて必ず損になるかというと、そうではありません。前記のとおり、一般的に管理職の給料は平社員よりも高く設定されています。そのため、管理職になって残業代が出なくなったとしても、管理職前の年収よりも管理職後の年収の方が高いことの方が多いです。
 
また、今まで残業をしなければ満足のいく給料水準ではなく、残業代でなんとか暮らしている場合もあるかもしれません。管理職昇進後は早く帰っても給料は変わらないので、メリハリを付けて働ける場合もあるでしょう。
 
一方、管理職は残業が付かないため、長い時間働いても定時で帰ってももらえる給料は同じです。残業が多かった月でも、「今月は頑張ったのに先月と給料が同じか」と思うと、モチベーションがあまり上がらない人もいるかもしれません。
 

残業に関する平社員のメリット・デメリット

平社員の場合、基本的には残業をすればその分が給料に反映されます。そのため、「今月は頑張ったから給料が多くてうれしい」というように、時間的な頑張りが給与という成果として見えやすいです。遅くまで残っていてつらいとしても、「この分が給料に反映されるからまあいいか」と感じることもあるかもしれません。
 
一方、基本的に平社員の給料水準は管理職よりも低いため、残業が全く無い月は収入が想定よりも少ないことも考えられます。残業代頼みの生活をしていると、特にライフワークバランスが推進されている現代においては、残業時間が減って収入が思ったよりも少なくなることもあるかもしれません。
 

まとめ

管理職と平社員では残業代以外でも責任や仕事内容などの多くの点が異なり、一概にどちらが得といういうことは困難です。
 
とはいえ、管理職へ打診を受けているということは、会社に認められているということであり、給料も管理職の方が基本的には高いです。
 
理想のライフスタイルなども考慮しながら、自分にどちらが合っているのかを検討しましょう。
 

出典

e-Gov法令検索 労働基準法
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況 役職別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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