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愛車の「プリウス」を50万円で売却する契約をしたら、契約後「30万円」に減額された! 減額になる理由とは? 対策もあわせて解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月12日 4時30分

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長年乗った愛車を手放す際に、業者と車の売却契約を結び、引き渡すこともあるでしょう。基本的には車を業者に引き渡した後、売却契約を締結した際に提示された金額が入金されますが、中には50万円で売却契約を結んだのに、その後30万円に減額されてしまうようなケースもあります。   本記事では、減額される主なケースと、減額されないための対策について解説します。

車売却契約後に減額される主なケース

車を引き渡す際には、業者が売却の査定金額を提示して、満足であれば契約を結ぶというのが一般的な流れです。売り手としては、金額に納得して契約したのに、その後減額されたら納得できないかもしれません。
 
しかし、実際に契約後に減額されることはあります。減額の理由はさまざまですが、今回は3つほど紹介します。
 

1. 契約後に大きな車両不具合が判明した

業者による契約前の査定では、外観や内装などの見た目や駆動系などの走行に関係する部分が主に確認されます。ただ、査定の段階では事細かに隅々まで確認できないため、全ての不具合が分かるわけではありません。
 
そのため、契約が結ばれた後に業者が詳細を確認していく中で、車の持ち主も知らなかった不具合が見つかることもあります。
 

2. 隠していた修理履歴がバレた

車を売却する際には、できるだけ高値で買い取ってほしいと思うのは当たり前の感覚です。中には買い取り価格に影響するため、修理歴を隠してしまう人もいるかもしれません。
 
その場合、査定時の軽い確認ではバレないことも有り得ますが、引き渡し後に改めて精査した際に見つかってしまう可能性もあります。
 
なお、車を売却する際には、不具合を申告する義務が売り手にはあります。もしも故意に修理歴や事故歴を隠していると、瑕疵(かし)担保責任が問われ、最悪の場合は損害賠償を請求されるかもしれません。
 

3. 悪徳業者に引っかかってしまった

車の売却先として悪徳業者を選んでしまった場合、売り手に落ち度がなかったとしても、難癖を付けて売却価格が減額されることもあるかもしれません。
 

契約後に減額されないための対策

契約後に減額されると、次に購入する車の費用に影響が出るなど、当初の予定が狂う可能性があります。
 
契約後に減額されないための対策について確認していきましょう。
 

修理歴や不具合を全て正直に話す

修理歴や不具合箇所については全て正直に話すことが大切です。後々修理歴や不具合が発見されると減額になり得ますし、なによりうそをつくと瑕疵担保責任が問われる可能性があります。
 
また、こちらが誠実に不具合箇所を説明すると、業者も安心して処理を進めてくれるはずです。業者とのやり取りも人と人との信頼関係が大切ですので、うそをつかずに誠実な対応を心がけましょう。
 

契約後に減額しないことをうたっている業者を選ぶ

買取業者の中には、公式サイトなどに契約後の減額をしないと明記している業者があります。こういった業者は契約前の査定に自信があり、後々トラブルが見つかっても、査定時に見つけられなかったものとして取り扱ってくれるでしょう。
 

信頼できる業者を選ぶ

悪徳業者を避けるという意味では、日ごろからお世話になっている信頼できる業者を選ぶことも有効です。
 
また、JADRI(日本自動車流通研究所)という一般社団法人に加入している業者を選ぶと、悪徳業者に当たるリスクの低減が期待できます。JADRIに入会するには「過去5年以内に、メーター戻し摘発、各媒体の出稿停止されてない」などの規定があるため、ある程度は信頼できる業者だといえるでしょう。
 

まとめ

車の売却契約を結んだ後でも、状況によっては減額される可能性があります。減額されないためには業者選びも大切ですが、売り手側の誠実な対応も求められます。
 
契約後に減額されることがないように気を付けましょう。
 

出典

JADRI一般社団法人日本自動車流通研究所 JADRI入会について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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