夫の定年で年収が下がるので「お小遣い」も3万円から減らしたいです。どのくらいが「妥当」な金額でしょうか。
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月13日 10時20分
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定年後に再雇用として働く場合、一般的に年収が下がります。定年前後を比較して、5割程度年収が下がるケースもあり得ます。年収が下がると、家計を維持するために支出を見直す必要が出てくるでしょう。 本記事では、夫の定年に伴って年収が下がるため、お小遣いの減額を検討している方の悩みを紹介します。
夫の年収が半分に! お小遣いの減額は避けられないか
「夫が定年を迎えて再雇用として働くのですが、年収がざっくり半分くらいになりました。金額でいうと、600万円から300万円くらいですね。」という悩みを抱えているAさん。この4月から夫が定年後再雇用という形になり、どのように家計管理をすべきか迷っているそうです。
Aさんが目を付けたのが夫のお小遣い。「現在夫に渡しているお小遣いは毎月3万円です。今後の生活を考えると、お小遣いは2万円に抑えたいと考えています。再雇用も終了して年金生活に突入すると、収入はさらに減るでしょうから。」とのこと。
株式会社マイナビ(東京都千代田区)が、60代のマイナビニュース会員401人を対象に行った「60代のお小遣い事情」のアンケート(調査時期:2021年11月)によると、毎月のお小遣い額として最も多い回答は「2万円以上~3万円未満」でした。次いで「1万円以上~2万円未満」となっており、60代以降のお小遣いは3万円以内が相場といえそうです。
そのため、Aさんが考えている「毎月2万円のお小遣い」は、特段低すぎる金額ではありません。しかし、夫婦それぞれが心地よく生活するためにも、考えるべきことや意識すべきことがあります。
定年後の生活でお小遣いを減らす際に意識すべきこと
夫からすると、お小遣いが減ると自由に使えるお金が減ります。年収が大幅に減る事情があるとはいえ、夫からの反発が想定されるため、夫婦間できちんと話し合って落としどころを見つけることが大切です。
まずは、家計収支の状況を夫婦で共有しましょう。収入の減少に伴って、具体的にどの程度の影響があるのか、数字を根拠に示すと理解を得やすくなるでしょう。
現状を共有したうえで、Aさんは自分の希望を一方的に押し付けるのではなく、お互いに納得できる方法を探る必要があります。例えば、夫のお小遣いを減らすだけでなく、自分が自由に使えるお金を減らすことで「お互いさま」という感情を持つかもしれません。
また、再雇用が終了したあとの将来設計について話し合うことも効果的です。現在の資産状況と家計のシミュレーションを一緒に考え、資産寿命を延ばすための工夫を考えましょう。
「なぜお小遣いを減らさなければならないのか」「お小遣いを減らさないとどのような不都合が起こるか」を共有すれば、お小遣いを減らす必要性を理解してもらえるでしょう。
また、一般的に高齢になると医療費用や介護費用が必要になるため、計画的に備える必要性を伝えることもおすすめです。「希望している医療を受けられないかもしれない」「希望している介護サービスを受けられないかもしれない」という危機感を持たせることで、お小遣いの減額に対する理解を得られる可能性が高まります。
重要なのは、お互いにコミュニケーションを取ることです。また、日頃から家計について話し合う機会を設けることも意識しましょう。
まとめ
収入が大幅に減ると、支出の引き締めを考えなければなりません。現在のお小遣いが前の年収に基づくものであれば、年収ダウンに伴って減額する必要があります。ただし、一方的にお小遣いの減額を伝えるのではなく、お互いにコミュニケーションを取ることは欠かせません。
家計運営は夫婦が協力して行うものである以上、お互いが気持ちよく過ごせるように配慮しましょう。
出典
株式会社マイナビ 60代のお小遣い、最も多かった金額は?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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