フリマアプリによく出品します。送料を抑えたいのですが、小物の発送では何が一番安いですか？

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月14日 10時10分

不要な物を処分する際、フリマアプリを利用する方も多いのではないでしょうか。不要な物がお金に変わるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎとしても便利です。しかし、フリマアプリで出品した物が売れたら梱包（こんぽう）して発送しなければいけません。最終的な売り上げは、定められた販売手数料と送料が引かれた金額になります。販売手数料は変えられないため、少しでも送料はおさえたいところです。そこで今回は、フリマアプリで売れた小物を発送する際、少しでも送料を抑える方法についてご紹介します。

フリマアプリで小物を送る方法

アクセサリーや薄手の服などは、小物として各社メール便などで発送が可能です。小物を大きな段ボールなどで送ると余計な送料がかかるため、出品した商品に適したサイズで発送しましょう。

メール便は、ヤマト運輸株式会社なら「ネコポス」や「クロネコDM便」、佐川急便株式会社なら「飛脚ゆうパケット便」、日本郵便株式会社なら「ゆうパケット」や「ゆうメール」などと呼ばれています。佐川急便株式会社の「飛脚ゆうパケット便」は日本郵便株式会社に引き渡されるため、郵便局の配達員が郵便受けに届けます。

メール便の大きさは大体、A4サイズ（ゆうパケットなら3辺の合計が60センチ以内、長辺34センチ以内）で厚さ3センチ以内、重さ1キログラム以内と決まっているため、必ず守りましょう。規定の「最大サイズ」を超過する場合は、宅配便サイズの送料が売り上げから引かれるため注意が必要です。

メール便なら、発送する際の袋はとくに指定がないため、専用の梱包（こんぽう）BOXなどを準備する必要がありません。指定の梱包（こんぽう）BOXは別途料金がかかるため、さらに売り上げは少なくなります。専用の梱包（こんぽう）BOXで別途費用がかかる配送方法もあることを理解しておきましょう。

配送業者の送料を比較

メール便程度のサイズの商品を送る際に必要な送料を配送業者別に表1にまとめました。

表1

	配送方法	送料
ヤマト運輸株式会社	ネコポス	210円(税込み)
佐川急便株式会社	飛脚ゆうパケット便	250～360円(税込み)
日本郵便株式会社	ゆうメール	250～360円(税込み)

※筆者作成

フリマアプリの種類によって、ヤマト運輸株式会社のネコポスの料金は異なります。

佐川急便株式会社の飛躍ゆうパケットと日本郵便株式会社のゆうパケットは厚さによって送料が変わるため、少しでも料金をおさえたいなら梱包（こんぽう）の仕方にもこだわって平らにし、厚さを出さないよう工夫しましょう。

トラブルを避けるなら追跡サービスがある配送方法を選ぶ

各配送業者のメール便は基本的に追跡サービスがあります。

重量250グラム以内の商品ならさらに送料をおさえられる、日本郵便株式会社の定形外郵便がありますが、普通郵便と同じ扱いになるため追跡サービスがありません。定形外郵便の基本料金に160円プラスで払うと特定記録サービスを受けられ、郵便物などを差し出した記録を残せます。

万が一の配達トラブルに対応するには、追跡サービスがある配送方法を選択しておくと安心です。また、追跡サービスがあれば「発送した荷物がいつ届くのか？」「受け取り連絡がないけれど、ポストに投函（とうかん）されている？」といった情報も確認できます。

フリマアプリで送料を抑えるにはメール便がおすすめ

フリマアプリで出品した商品が売れると、最終的に売り上げとして入金される金額は、手数料と送料が引かれた金額です。手数料は各フリマアプリで定められているため、出品者で調整できるものではありません。そのため、少しでも売り上げを上げるためには、送料を抑えることが大切です。

アクセサリーや薄手の服程度の商品なら、メール便で発送しましょう。追跡サービスもついているため、万が一の配送トラブルの際も安心できます。出品者も購入者も安心してやり取りができる配送方法で、気持ちのよい取引を心がけましょう。