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洗濯乾燥機の「ヒーター式」「ヒートポンプ式」電気代を比較!コスパがいいのはどちら?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月15日 3時20分

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洗濯から乾燥まで一気におこなってくれる洗濯乾燥機。梅雨や花粉シーズンなど、洗濯物を屋外に干せないときでも、気兼ねなく洗濯できて便利です。忙しい方にとっては家事の効率化にもつながるかもしれません。   洗濯乾燥機を使用するにあたり、電気代はどれくらいかかるのか気になる方もいるでしょう。   そこで今回は「ヒーター式」「ヒートポンプ式」の違いや、それぞれの電気代をシミュレーションしてみました。電気代を節約するコツもご紹介しますので、参考にしてみてください。

洗濯乾燥機の「ヒーター式」「ヒートポンプ式」とは?

洗濯乾燥機の乾燥機能は、大きく「ヒーター式」「ヒートポンプ式」の2つに分けられます。両者の違いは、ヒーターを使うか否かです。
 
ヒーター式の洗濯乾燥機は、ヒーターによる熱で洗濯物を乾燥させます。おもに縦型洗濯乾燥機に搭載されていますが、ドラム式洗濯乾燥機でもヒーター式を使っている場合があります。
 
ヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機は、湿気を含んだ空気を除湿して機外に排水し、乾いた温風で洗濯物を乾燥させます。ヒーター式と比較して低温で乾燥させるため、衣類の傷みや縮みが少ないことがメリットです。
 
またヒーターを使わずヒートポンプで効率よく熱交換をするため、電気代がおさえられる省エネルギー家電のひとつです。
 

「ヒーター式」「ヒートポンプ式」の電気代を比較

ヒートポンプ式はヒーター式と比較して、電気代を安くおさえられるといわれています。そこで、実在する製品の消費電力量から、電気代をシミュレーションしてみます。電気代の計算式は以下の通りです。


・標準的な使い方で1回洗濯と乾燥をした場合の消費電力量(ワットアワー)÷1000×31円(1キロワットアワーあたりの単価)

 
【ヒーター式ドラム洗濯乾燥機】
・1980ワットアワー÷1000×31円=61.38円
・毎日1回使用した場合の1ヶ月間(30日)の電気代:1841.4円
 
【ヒーター式縦型洗濯乾燥機】
・2290ワットアワー÷1000×31円=70.99円
・毎日1回使用した場合の1ヶ月間(30日)の電気代:2129.7円
 
【ヒートポンプ式ドラム洗濯乾燥機】
・標準モード:890ワットアワー÷1000×31円=27.59円
・省エネモード:620ワットアワー÷1000×31円=19.22円
・毎日1回使用した場合の1ヶ月間(30日)の電気代:576.6円~827.7円

上記のシミュレーションから、ヒートポンプ式はヒーター式と比較して、標準モードで1013.7円~1302円、省エネモードで1264.8円~1553.1円ほど1ヶ月間の電気代をおさえられることが分かります。
 

洗濯乾燥機の電気代を節約するコツ

経済産業省資源エネルギー庁の「家庭の省エネ徹底ガイド」によると、衣類乾燥機を使用する際は、以下のポイントをおさえることで電気代の節約につながるとのことです。
 

・まとめて乾燥して回数を減らす

衣類を少しずつ乾燥機にかけるよりも、定格容量(1回に運転できる衣類の質量)に合わせてまとめて乾燥させるほうが効率的です。
 
例えば定格容量が5キログラムの乾燥機に衣類を8割入れて2日に1回使用した場合、4割ずつに分けて毎日使用する場合と比較して年間41.98キロワットアワーの省エネにつながるとのことです。これを電気代に換算すると、1301.38円の節約につながります。
 

・自然乾燥と併用する

自然乾燥をしてから乾燥機にかけることで、運転時間を短縮できます。
 
例えば8時間の自然乾燥後に乾燥機で仕上げをする場合と、乾燥機のみで乾燥させる場合を比較すると、2日に1回使用したとして年間で394.57キロワットアワーの省エネにつながるとのことです。これを電気代に換算すると、1万2231.67円の節約になります。
 
洗濯乾燥機を使用する場合は、製品の消費電力量にもよりますが、まとめて乾燥させたり自然乾燥と併用したりすることで、省エネおよび電気代の節約につなげられるでしょう。
 

「ヒートポンプ式」なら電気代をおさえられるかも! 省エネを意識することでさらに節約も可能

洗濯乾燥機は「ヒートポンプ式」を選ぶことで、電気代の節約につながる可能性があります。
 
ヒート式と比較すると、1ヶ月の電気代は標準モードで1013.7円~1302円ほど安くなると期待できます。省エネモードを使えば、節約できる電気代は1264.8円~1553.1円ほどです。
 
衣類乾燥機は、まとめて乾燥して回数を減らしたり、自然乾燥と併用したりすることで、省エネおよび電気代の節約につながります。洗濯乾燥機を使用する際も、省エネを意識することで、さらに電気代の節約を期待できるでしょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 家庭の省エネ徹底ガイド 春夏秋冬 衣類乾燥機(25ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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