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投資を通じて『お金を働かせる感覚を知ること大事』 小額からはじめる投資

ファイナンシャルフィールド / 2018年11月30日 11時0分

投資を通じて『お金を働かせる感覚を知ること大事』 小額からはじめる投資

「貯蓄の金利が低いことは充分に理解しているけど、多額の資金を投資してリスクを取る勇気は持てない」そんな人って多いですよね。わたし自身も投資を続けていますが、会社の株式を購入するために50万円を投じることはためらってしまいます。   でも、お金がないからと投資をしないのはすごくもったいないです。   あなたが年を重ねて10年後に『ちゃんと資金を運用しておけばよかったなぁ…』と後悔するとして、その10年間は返ってきません。10年もあれば資金がどれだけ運用されていたことか…。   後悔先に立たずとはよく言ったもので、先行きが不透明な現代社会だからこそ、自分で資金を運用する能力を磨いておく必要があります。   まずは少額からでいいので、投資を通じてお金を働かせる感覚を知ることが大切です。最近では毎月100円ずつ積立投資ができたり、1000円単位で株式を購入できるサービスも始まっています。   自分の心が動かない金額から、投資を始めてみてはいかがでしょうか。  

まずは投資信託から始めてみる

わたしのオススメは『積立方式による投資信託』です!
 
投資信託とは、株式や債券などの金融商品を、プロが代わりに運用してくれる商品のことです。プロを信じて投資を託すなんて見方もできますよね。
 
なので、投資初心者にありがちな『どんな商品を買ったらいいか分からない』や『まとまったお金を投資に使うのは怖い』なんて悩みが解消されます。
 
また、積立方式の投資信託なら、毎月100円からでもお金を積み立てて運用することができるので、ほかの投資に比べるとリスクが分散できるという特徴もあります。
 
投資信託は基準価額をもとにして、一定の口数を購入するものです。この一定の口数は基準価額(商品購入の基準となる価格)に対して1万口と決まっていて、毎月積立購入するなら、1万口のうち何口かを購入することになります。
 
基準価額が1万円の投資信託を毎月1000円ずつ購入するなら、毎月1000口ずつ(1万口×1000円/1万円)購入することになります。
 
言い換えると、基準価額が高いときには少しの口数しか買えませんが、基準価額が安いときには多くの口数を購入できるということになります。
 
この考え方を“ドルコスト平均法”といい、値動きのある商品を購入するときに有効とされています。生活に身近なガソリンも、毎月決まった金額で購入するようにすると、長い目で見たときに支出がガソリンの値幅にほとんど影響されていないことが分かります。
 

 

つみたてNISAが始まりました

今年から、今までの“NISA”に加えて“つみたてNISA”が始まりました。
 
つみたてNISAとは、「年間40万円までの投資信託とETF(上場投資信託)で得た利益に対して、20年間は税金をいただきませんよ」といった制度です。
 
通常のNISAとの大きな違いは、税金がかからない期間とその期間に投資できる合計金額です。
 
NISAでは年間120万円までの金額が5年間非課税なので合計金額は600万円ですが、つみたてNISAでは年間40万円までの金額が20年間非課税なので合計金額は800万円です。
 
NISAに比べるとより長期で安定した資産運用をしたいと考えている人に最適な制度ですよね。
 

 

お金に動かされるのではなく、お金を動かす投資家へ

投資の原則は“お金に心を支配されないこと”です。
 
つまり、投資が原因で生活に影響がでたり、投資に全財産をつぎ込んで、ずっとソワソワしているような人は注意が必要です。
 
「投資に一喜一憂している人は投資に勝てない」なんて言葉があるほど、投資(お金)は人の心を動かしてしまいます。なので、冒頭にお伝えしたように、投資をするなら自分の心が動かない金額で始めてください。
 
投資を始めるときの金額は、自分が生活に必要な金額を差し引いた残りの、1/3程度で始めるといいと思っています。
 
その金額で積立方式の投資信託を始めてもいいですし、自分が好きな会社を応援する目的で株を購入してもいいかもしれません。また、私がオススメしているように、毎月決まった金額の投資信託を貯金と併用して積み立てていく、なんて方法もいいですよね。
 
貯金が悪いとは言いませんが、やっぱり景気と並行した運用しかできない(その代わりかなり安全ですが)のは運用効率を考えたときにもったいないように感じます。
 
今現在でも株価は乱高下を繰り返していますが、株価がグッと下がっている今こそ積立投資を始めるにはいい機会かもしれませんね。
 
Text:中西 雅也 (なかにし まさや)
酒井FP綜合事務所/お金工房わなび所属
 

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