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夏本番前に節電対策したいです。窓のリフォームや省エネ家電に買い替えると、補助金が出るって本当ですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月26日 2時30分

夏本番前に節電対策したいです。窓のリフォームや省エネ家電に買い替えると、補助金が出るって本当ですか?

冷暖房費を抑えるには窓のリフォームが有効だと聞いたAさん。しかも補助金が出るケースもある、でも自治体によっては省エネ家電への買い換えに補助金が出るところもあるらしい、と聞いたとのこと。   省エネ対策の補助金はどのような条件なのか、制度や実施している自治体の情報を確認してみましょう。

住宅省エネ2024キャンペーン

住宅省エネ2024キャンペーンとは、住宅の省エネ化を支援する4つの補助事業の総称です。4つの事業とは、(1) 子育てエコホーム支援事業、(2) 先進的窓リノベ2024事業、(3) 給湯省エネ2024事業、(4) 賃貸集合給湯省エネ2024事業です。
 
交付申請期間は2024年3月29日(子育てエコホームは4月2日)から2024年12月31日までですが、予算上限に達した場合には期限内であっても締め切られてしまうので、注意が必要です。それぞれについて概要を確認してみましょう。
 

(1) 子育てエコホーム支援事業

子育て世帯・若者夫婦世帯に対して、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等を支援する事業です。表1のように条件を満たす住宅の新築または購入の場合には最大100万円、条件を満たすリフォームを行う場合には最大45万円(既存住宅購入を伴う場合は最大60万円)の補助金が受け取れます。

なお、子育て世帯・若者夫婦世帯以外の世帯でも条件を満たすリフォームを行う場合には最大30万円の補助金を受け取ることができます。
 
【表1】


 

(2) 先進的窓リノベ2024事業

既存住宅の窓・ドアの断熱性能を向上する改修に対する補助金事業です。住宅の建て方、設置する窓の性能と大きさ、設置方法に応じて5万円から最大200万円の補助金を受け取ることができます。
 

(3) 給湯省エネ2024事業

高効率給湯器の設置に対して補助金を受け取れます。ヒートポンプ給湯機(エコキュート)の設置に対して最大13万円、電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)の設置に対して最大15万円、家庭用燃料電池(エネファーム)の設置に対して最大20万円の補助金を受け取ることができます。
 

(4) 賃貸集合給湯省エネ2024事業

賃貸集合住宅への小型の省エネ型給湯器の設置に対して追いだき機能がない場合には1台につき5万円、ある場合には1台につき7万円の補助金が受け取れます。この補助金の対象者は賃貸集合住宅のオーナー等です。
 

省エネ家電購入応援キャンペーン

省エネ家電購入応援キャンペーンとは、省エネ性能の高い家電の購入を支援する制度です。自治体により詳細は異なりますが、対象店舗で対象の省エネ家電を購入して申請すると、購入商品の金額や省エネ性能に応じたポイントが付与され、希望するキャッシュレスポイントや商品券として受け取ることができるのが一般的です。
 
省エネ家電購入応援キャンペーンを実施していない自治体もあるため、まずはお住まいの自治体で実施しているか確認しましょう。また、実施している場合でも自治体によって細かい条件等が異なりますので、併せて確認してください。
 
このキャンペーンには自治体ごとに予算があり、予算上限に達した場合は申請受付期限に関わらず早期に終了する場合があります。対象となる家電の購入を検討している場合は、まだ申請を受け付けているかを自治体に確認し、早めに購入・申請しましょう。
 

まとめ

住宅省エネ2024キャンペーンも省エネ家電購入応援キャンペーンも期間限定であり、予算の限られた政策です。夏を快適に乗り切るためにも、早めの対策を心がけましょう。
 
また、一定の基準を満たすリフォームを行った場合には、補助金とは別に、所得税や固定資産税の減税を受けられる場合がありますので、併せて確認しておくとよいでしょう。
 

出典

国土交通省 子育てエコホーム支援事業 事業概要
 
執筆者:宮野真弓
FPオフィスみのりあ代表、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者

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