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憧れだったヴィンテージカーを購入しようと考えていましたが、維持費が高くつくと聞きました。本当ですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年6月27日 8時10分

憧れだったヴィンテージカーを購入しようと考えていましたが、維持費が高くつくと聞きました。本当ですか?

車は購入費用だけでなく、車検・税金・ガソリン代など、一定の維持費がかかります。一般的に「古い車は維持費が高い」といいますが、どうしてでしょうか。今回は、ヴィンテージカーの維持費や、購入前に知っておくべきポイントについて解説します。

ヴィンテージカーとはどんな車のこと?

ヴィンテージカーとは、年式がかなり古いタイプの車のことです。年式の古い車にはさまざまな名称があり「旧車」「クラシックカー」「ヒストリックカー」などの呼ばれ方があります。しかし、それぞれの違いや定義に関しては曖昧な部分が多く、個人によって認識が異なります。
 
ただし、ヴィンテージカーに関しては、東京都主税局が1945年までに製造された車に対して「ヴィンテージカー減免」を行っていることを踏まえると、同年までの車を指すものと考えられるでしょう。
 

ヴィンテージカーにかかる費用

ここでは、ヴィンテージカーの維持にかかる費用について解説します。
 

修理・改造費用

ヴィンテージカーは製造から数十年以上の時間が経っているため、すでに耐用の限界を迎えているパーツがあるかもしれません。公道を走れるようカスタマイズ・チューニングされたものならそのまま使えますが、昔のままの状態で譲り受けた場合には、再び走れるよう調整が必要です。ヴィンテージカーで公道を走るには、修理・改造費用がかかる点に注意しましょう。
 
また、ヴィンテージカーの修理費用は、現代の車より高くつく可能性があります。なぜなら、修理に使うパーツが希少になっているからです。ヴィンテージカーほど古い車であると、すでに製造を終了し市場にパーツが残っていない、またはあっても非常に希少性が高いケースも珍しくありません。ヴィンテージカーを維持するには、高いパーツ費用がかかります。
 

自動車税

ヴィンテージカーで再び公道を走るなら、車検登録を済ませなければなりません。東京都では「ヴィンテージカー減免」という免税制度によって自動車税を減らせますが、通常は年式の区分に応じた重課税が発生します。現代の車両より税金が高くつく点も、ヴィンテージカーに維持費がかかるといわれるゆえんです。
 

ガソリン代

現代のコンパクトカーやハイブリッドカーは、燃費性能が20km/Lのものも珍しくありません。セダンタイプでも10km/Lほどはあります。しかし、ヴィンテージカーの場合、2〜3km/L程度になることもあり、非常に高燃費です。ヴィンテージカーで公道を走る場合、ガソリン代が大幅に増える点に注意しましょう。
 

普段使い用の車も用意しよう

これまで説明した内容を踏まえると、ヴィンテージカーは普段使いよりも趣味用の側面が強い車ということが分かります。そのため、ヴィンテージカーを購入する場合には普段使い用の車を別に用意したほうがよいでしょう。
 

ヴィンテージカーは趣味用の車くらいがちょうどいい

ヴィンテージカーは希少性が高い分、公道を走る性能を維持するには高いコストがかかります。スピードやエンジン性能の面で現代車両には劣るため、普段使いより趣味用の車といえるでしょう。ものによってはリペアしないと公道を走れない可能性もあるため、購入の際は車両の状態をよく確認しておくことが大切です。
 

出典

東京都主税局 自動車税環境性能割・自動車税種別割の減免制度のご案内
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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