「中古一戸建てをローンなしで購入」VS「ローンを組んで新築購入」子持ち家庭ならどちらがいい?自宅購入で大事なポイントとは?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月6日 3時0分
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賃貸で暮らしていると周囲や自身が立てる物音が気になったり、子どもがいる家庭では子どもが壁や柱、床などに傷をつけたり汚したりしないか不安になったりすることがあります。このような不安から解放されて気兼ねなく暮らしたいと考え、マイホームの購入を検討する人もいるでしょう。 その際、中古の物件をローンなしで購入するのと、ローンを組んで新築の物件を購入するのとではどちらがいいのか迷われる方もいるかもしれません。 今回は中古の一戸建てをローンなしで購入するメリットについて考えてみます。
ローンの有無は重要なポイント
結論からいうと、住宅が中古であろうと新築であろうと家族が満足できているのであれば問題ありません。また、ローンを抱えずに戸建てを保有できるのであれば、今後の人生において金銭面での負担が大幅に軽減されるため、有利であるといえるでしょう。
ローンなしはリスクの観点から有利
住宅ローンは30年や35年など、長い間支払うものです。そのため、ローンがない状態の場合、将来の資産設計においてリスクが低くなります。
ローンの金額は人によって異なりますが、毎月10万円近く出費するケースもみられます。収入とのバランスを考慮したときに、とくに負担になっていなければ問題ありませんが、中にはローンの負担が大きい人もいるでしょう。
また、万が一契約者が病気になった場合やけがで働けなくなった場合、生命保険の加入状況によってはローンの返済が滞ったり返済できなかったりするリスクも考えられます。
中古でも家族が満足できるなら問題ない
一般的に、中古住宅よりも新築住宅の方が新しくきれいなイメージや、高ステータスといったイメージがあるかもしれません。しかし、中古であっても家族が満足できる物件であれば問題ないでしょう。
近年は中古住宅をリノベーションした物件もあります。自分が「この家が欲しい」と思って買った物件であれば、中古か新築かはさほど重要なポイントとはならないでしょう。
ローンを抱えるデメリット
中古・新築問わずローンを抱えることにはリスクが伴うでしょう。ここからは住宅ローンを抱えた場合のデメリットを紹介します。
毎月の出費が多い
ローンの返済があると、その分毎月の出費が多くなります。すでにローンの返済が終わっている場合、住宅の維持費としては、毎年の固定資産税やリフォーム費用などが主です。いずれも毎月少しずつ積み立てていくと大きな負担になりません。
しかし、毎月ローンを返済する場合、返済費用にプラスして固定資産税や将来的なリフォームの積み立ても必要です。仮に毎月の返済額が10万円である場合、支払いがない人と比較すると使えるお金が少なくなります。そのため、家計のやりくりが難しくなるでしょう。
毎月10万円を返済ではなく自由に使えるとしたら、例えば家族で外食に行く機会を増やせるかもしれません。また、数ヶ月分貯金して旅行に行くことも可能でしょう。自分自身やパートナーのお小遣いアップも目指せるなど、さまざまな楽しみが増える利点が考えられます。
中古住宅のメリット
ここでは中古住宅購入のメリットを紹介します。
ローンが少ない、あるいはローンを抱えずに済む
中古住宅は新築住宅と比較して購入予算を抑えることができるケースが多い傾向にあります。地域によりさまざまですが、地方の場合は1000万円台で一戸建てを購入できるところもあります。負債を少なくできる点は、中古住宅最大のメリットといえるでしょう。
新築のようにリフォームできる場合も
前述の通り、中古住宅は販売価格が安い傾向にあるため、余った予算を使ってリフォームすることができる場合があります。最新の設備に交換したり、自分の好みに合わせてデザインしたりなど、中古住宅でありながら新築住宅のような空間を作れるかもしれません。
中古か新築か・ローンの有無なども重要だが、家族が満足できる物件であるかも大事なポイント
自宅の購入を検討する際に直面するのが、新築で建てるか中古を購入するかということでしょう。
中古住宅の場合、新築住宅と比べて購入価格が低い傾向にあるため、家庭によってはローンを組まずに購入できる場合もあるかもしれません。ローンの有無はその後の家計支出にも大きく関わることであるため、将来のことも考えた上で選択する必要があるでしょう。
住宅は自分と家族が安心して生活を送る場です。家族が満足できる物件であることも重要なポイントとなるため、マイホーム購入の際は家族でしっかりと話し合ってから決めることをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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