毎日ランチは「冷食弁当」持参で節約していますが、冷食の値上げがイタいです…「コンビニおにぎり+サラダ」にしてもランチ代は変わらないでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月6日 2時30分
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お弁当に入れやすくコスパがいいとされている冷凍食品ですが、各メーカーにて値上げが行われています。毎日かかるランチ代を節約するために、冷凍食品に頼っていた方は、やる気をなくした方もいるでしょう。 そこで本記事では冷食弁当(冷凍食品を使ったお弁当)と「コンビニおにぎり+サラダ」のランチ代は変わらないのか、価格を比較して解説します。 ランチにかかる平均費用からも比較しています。ランチ代を安く手軽にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
冷凍食品の値上げ
コスパがいいといわれている冷凍食品ですが、2023年には5~20%、2024年には1~13%程度の値上げを実施した食品メーカーがあるようです。このような結果をみると、このまま冷凍食品をランチのお弁当に使い続けて大丈夫なのかと、不安な方もいるでしょう。
そもそもランチの平均予算はどの程度なのか、次で詳しく解説します。
ランチの平均予算は452円程度
株式会社リクルートが実施した「有職者のランチ実態調査」を基に、ランチの予算を形態別にまとめました。ランチの平均予算はどの程度かかるのか、みていきましょう。
表1
ランチの形態 | 平均予算 |
---|---|
自炊、または家族などが作った食事・弁当 | 392円 |
コンビニやスーパーなどで購入 | 597円 |
持ち帰り専門店などのテイクアウト | 856円 |
外食店からテイクアウト | 977円 |
出前、デリバリー | 1368円 |
外食店内での食事 | 1243円 |
コンビニやスーパーなどで購入しイートイン利用 | 722円 |
社食、学食 | 519円 |
会議の弁当、病院食、ケータリングなど | 819円 |
※株式会社リクルート「有職者のランチ実態調査」を基に筆者作成
リクルートのプレスリリース資料によると、「総額(1回あたりの平均値×平日いずれか実施した人の人数×1週間あたりの平均回数)」および「のべ回数(平日いずれか実施した人の人数×1週間あたりの平均回数)」を食事ごとに算出した結果、ランチの平均予算は452円程度だと分かりました。
ランチは出前やデリバリー、外食だと1000円以上かかり、手作りのお弁当だと最も安い300円台であることが分かりました。表1だけでもお弁当は平均以下なので、節約できる可能性が高いでしょう。
冷食弁当と「コンビニおにぎり+サラダ」の価格を比較
手軽に購入できる「コンビニおにぎり+サラダ」と、冷食弁当(冷凍食品を使ったお弁当)はどちらが安いのか比較してみました。それぞれの価格をみていきましょう。
お弁当にかかる費用は256円程度
冷凍食品を使ったお弁当にかかる費用について、株式会社ニチレイフーズが行った「全国お弁当事情に関する調査2024」によると、平均は222.3円程度だと分かりました。
しかし、昨今の物価高の影響もあり、冷凍食品の費用は平均以上かかると予測されます。
「コンビニおにぎり+サラダ」の価格は最も安くて388円程度
大手コンビニ店の商品情報を使用し、手巻きおにぎり(135円)、玉ねぎサラダ(225円)、ドレッシング(28円)の3点を購入すると仮定すると388円になり、冷凍食品による弁当の方よりも160円程度高くなることが分かりました。
このことから最も安い「コンビニおにぎり+サラダ」よりも、冷凍食品を使用したお弁当の方が安いと分かります。
値上げになってもコンビニのおにぎり+サラダより冷食弁当のほうが安い可能性が高い
日々のランチを冷凍食品を使ったお弁当にすると、最も安い「コンビニおにぎり+サラダ」より160円程度安くなることが分かりました。
ランチの平均費用が452円程度のため、今後の値上がりを考慮しても、冷凍食品を使用したお弁当は安さをキープしているといえるでしょう。お弁当の作り方次第では、さらに安く手軽にできるかもしれません。
出典
株式会社リクルート プレスリリース 働く人の平日ランチ「自炊」が最多も2年連続で減少 予算は、自炊以外のすべての食べ方で前年比増額のインフレ傾向 全体平均452円、「出前・デリバリー」1368円、「外食」1243円
株式会社ニチレイフーズ <全国お弁当事情に関する調査 2024>
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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