シャンプーを”ボトル”から”詰め替え”に変えたら1年間でどのくらいの節約になりますか？

シャンプーはボトルごと購入するよりも詰め替え用の方が安く済むイメージがあるため、節約のために毎回詰め替え用を購入している人もいるでしょう。しかし、実際には詰め替え用にすることでどのくらい節約効果があるのか、疑問に感じることもあるかもしれません。   本記事では、同じシャンプーをボトルで購入するか、詰め替えで購入するかでどれだけ費用が変わるのかを計算するとともに、詰め替えボトルを使用する際の注意点もご紹介します。

シャンプーをボトルで購入する場合の費用

今回は、容量480ミリリットルのボトルシャンプー678円（税込み）を例に挙げて計算します。
 
髪の長さにもよりますが、1回分のシャンプーの適量はミディアムヘアで6ミリリットルといわれています。480ミリリットル入りのシャンプーを1回6ミリリットルずつ使うと80回分の計算になるため、購入頻度は3ヶ月弱に1回程度ということになるでしょう。1年間に4～5本のシャンプーを購入することになるため、必要な金額は2712円～3390円です。
 
ただし、家族の人数によってもシャンプーの減り具合は変わってきます。例えば、2人家族の場合は使う量が2倍になるため、1年に購入するシャンプーの本数は8～10本となり、費用は5424円～6780円かかります。
 

シャンプーを詰め替えで購入する場合の費用

上記と同じシャンプーを、容量340ミリリットルの詰め替え用363円（税込み）にした場合で計算してみましょう。
 
1回に使うシャンプーの量を6ミリリットルとすると1袋で約56回分持つため、2ヶ月弱に1回の頻度で購入する計算になります。年間にすると6～7袋購入する必要があるので、2178円～2541円、2人家族だと12～14袋の購入となり、かかる費用は4356～5082円です。
 
ボトルごと購入する場合よりも、1年間に534円～849円（2人家族の場合は1068円～1698円）の節約が可能です。
 

詰め替えボトルを使用する際の注意点

ボトルから詰め替えにすることで節約につながることは分かりましたが、詰め替えボトルを使用する際にはお手入れの仕方に注意が必要です。
 
2回目以降、シャンプーをボトルに入れる際「同じシャンプーだから問題ないだろう」と思ってボトルを洗わずにそのままつぎ足す人もいるかもしれません。しかし、シャンプーは少しでも水が入ると雑菌が繁殖してしまいます。洗い流すものとはいえ、雑菌が入っているものを使っていると思うと気分のよいものではないでしょう。
 
そのため、いったんボトルを洗ってきちんと乾燥させてから、新しいシャンプーを詰めることをおすすめします。ボトルが乾ききるまで新しいシャンプーを詰められないと困るので、予備のボトルを用意しておくと安心です。
 
毎回ボトルを洗って詰め替えることが面倒な場合は、ボトルに詰め替えるのではなく、詰め替えパックをそのままつり下げて使えるホルダーを活用する方法もおすすめです。使い終わった後はホルダーから外してパックを捨てるだけなので、手間がかかりません。
 

“詰め替え”に変えると年間500～1000円前後の節約になる

シャンプーをボトルごと購入するよりも詰め替え用を購入した方が、年間500円～1000円前後の節約になる可能性があります。これは1人でシャンプーを使用した場合の計算で、2人で使用した場合はさらに節約効果が大きくなります。
 
ただし、詰め替え用のシャンプーをボトルに詰めて使用する場合、雑菌が繁殖しないようにしっかりと洗って乾かしてから新しいシャンプーを注ぐ必要があります。その手間が面倒に感じるようであれば、詰め替えパックをそのままつり下げて使えるホルダーを利用する方法も検討してみるとよいでしょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー