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免許を取るなら「MT」と「AT」どちらがいいですか?普段マニュアル車に乗る機会ってあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月7日 2時10分

免許を取るなら「MT」と「AT」どちらがいいですか?普段マニュアル車に乗る機会ってあるのでしょうか?

車の普通免許には、「MT(マニュアルトランスミッション)」と「AT(オートマチックトランスミッション)限定」があります。免許取得をする際、どちらのタイプの免許を取るべきか迷う人がいるかもしれません。「MT車は乗る機会がないから不要」という人もいれば、「自家用車はAT車だけど社用車がMT車なので必要」という人もいるでしょう。   そこで本記事では、MTとAT限定の免許それぞれの取得費用や、MT車とAT車の燃費について解説します。どちらのタイプを選ぶか悩んでいる人は参考にしてください。

MT免許とAT限定免許はどちらがメジャー?

日本トレンドリサーチとグーネット中古車が2022年に共同で行ったアンケートによると、30代以下のドライバーの64.1%は「AT限定免許」を取得していました。年代別のアンケート結果は表1の通りです。
 
表1

年代 MT免許(%) AT限定免許(%)
30代以下 35.9 64.1
40代 64.1 35.9
50代以上 74.0 26.0

※グーネットマガジン「車の運転免許 30代以下の半数以上が『AT限定で取得』日本トレンドリサーチ調査」を基に筆者作成
 
40代と50代以上のドライバーはMT免許の取得率が高いですが、30代以下はAT限定免許がメジャーのようです。なお、AT限定免許は1991年に普通自動車免許を対象として導入されており、それ以前はAT限定免許の選択肢がなかったことも上記の結果となった要因のひとつと考えられます。
 

MTとAT限定の免許証の取得費用

MTとAT限定の免許証取得費用を比較すると、一般的にMTの方が少し高く設定されているようです。表2では自動車教習所での取得費用を、MTとAT限定それぞれに関してまとめました。
 
表2

MT免許取得費用 AT限定免許取得費用 AT限定解除費用
教習所A 30万6900円 29万3700円 5万9400円
教習所B 33万6270円 32万3950円 6万7760円
教習所C 33万9900円 32万5050円 6万7870円

※筆者作成
 
いずれの教習所でも、MT免許取得費用はAT限定免許取得費用よりも、1万円以上高く設定されています。
 
なお、すでにAT限定免許を取得している人は、MT車にも乗れるように限定を「解除」することも可能です。限定解除費用は約6万円~7万円が一般的です。もしMT車にいずれ乗る可能性がある場合は、料金面だけ見ると、最初からMT免許を取得する方が、AT限定を取得した後で限定解除するより安く済むかもしれません。
 

燃費で考えるMT車とAT車

MT車とAT車の違いは、ギアチェンジの操作だけではありません。実は燃費にも多少違いがあるとされており、「MT車の方がAT車よりも燃費がよい」といわれる場合もあります。
 
一例として、スズキのスイフトスポーツ(4BA-ZC33S)のカタログ値では、MT車の燃費が「17.6キロ/リットル」に対し、AT車は「16.6キロ/リットル」です。同じくスズキのジムニー XC(3BA-JB64W)のMT車の燃費は「16.6キロ/リットル」に対し、AT車は「14.3キロ/リットル」です。
 
このように、カタログ値ではMT車の方が高燃費の場合があります。ただし、運転の仕方や車両に搭載された技術、走行シーンなどによって、燃費の差が明確に出ないこともありえるでしょう。
 

操作感や使い方も考慮しよう

MT車はクラッチ操作があり、AT車よりもシフトレバーの動きが多い分、車の操作を楽しみたい人には魅力的かもしれません。しかし「車は移動手段に過ぎない」という感覚の人だと、操作が多いとむしろ面倒だと感じる場合もあるでしょう。街中での運転が多く、ストップ&ゴーが連続する場合、余計に操作がわずらわしいかもしれません。
 
あまりMT車に乗る機会がない場合や、最低限の操作で運転したいと思っている場合は、AT限定の運転免許でも問題ないといえます。一方、免許取得費用に大差がない点を踏まえると、「とりあえずMT免許を取得して両方の車に乗れるようにしておく」という考え方もあるでしょう。
 

30代以下のメジャーな免許は「AT限定」。ただし取得費用に大差なし

今回参照したアンケート結果によると、30代以下ではMT免許よりもAT限定免許を取得する人が多いようです。「おそらく一生MT車には乗らない」という場合は、AT限定でよいかもしれません。しかし費用面でいえば取得にかかる費用には大差ないため、両方を運転できるMT免許を取得する人も少なからずいると思われます。
 
燃費や利用目的などを総合的に考えて、免許を選ぶとよいでしょう。
 

出典

株式会社プロトコーポレーション グーネットマガジン 車の運転免許 30代以下の半数以上が「AT限定で取得」日本トレンドリサーチ調査
グーネット中古車
スズキ株式会社 カタログ一覧 乗用車 スイフトスポーツ 環境情報(30ページ)
スズキ株式会社 カタログ一覧 軽乗用車 ジムニー 主要諸元(34ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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