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友人からのご祝儀が「1万円」でした。確かにおサイフ事情は厳しいのでしょうが、相場はいくらくらいなのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月7日 6時40分

友人からのご祝儀が「1万円」でした。確かにおサイフ事情は厳しいのでしょうが、相場はいくらくらいなのでしょうか?

結婚式で欠かせないのが、ご祝儀です。ご祝儀は、お祝いの気持ちに加えて新郎新婦との関係によって額が上がり、大きな出費となることがあります。関係性によっては、いくら包めばいいのか迷うこともあるでしょう。そこで本記事では、ご祝儀の相場について解説します。

ご祝儀の平均額

まずはご祝儀の平均額がどのくらいなのかについて見ていきます。一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」による、ご祝儀の平均を図表1にまとめました。
 
図表1

新郎新婦との関係 令和5年の平均額
兄弟/姉妹 6万52円
叔父/叔母 8万1629円
従兄弟/従姉妹 3万4635円
上記以外の親戚 11万7568円
職場の上司 3万7505円
職場の同僚 3万1696円
職場の部下 3万4921円
取引先 2万8611円
友人 3万960円

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」より筆者作成
 
最も多いのが親戚の11万7568円ですが、多くが3万円台となっています。もちろん相場なので、新郎新婦との関係が深かったり、普段からお世話になっていたりする場合は多く包んでも問題ありません。金額をいくらにするかは、新郎新婦との関係性で考えましょう。
 

ご祝儀のほかにかかる費用

結婚式の参列にかかる費用はご祝儀以外にもあります。経済産業省が発表した「ブライダル産業の構造転換に向けた調査・分析 報告書 」によると、列席者は準備関連で2万5000円、ご祝儀・会費関係で4万5000円かかります。また、そのほかにかかる費用を合計すると、1回の結婚式にかかる費用は7万2000円です。
 
準備段階では、結婚式用のドレスを用意や美容院でのヘアセットなどが挙げられます。現在、結婚式用のドレスのレンタルサービスもあり、1回のレンタルでは比較的安く借りられますが、結婚式が重なる場合はレンタルだと大きな出費になります。
 
結婚式用品は安いものではないので、準備するだけでも大きな金額となります。
 

結婚式のご祝儀が払えないときの対処法

家庭の事情で、どうしてもご祝儀が払えないということがあります。そういった場合は、どのような対応をすれば失礼にあたらないのか、本項で説明します。
 

欠席する

ご祝儀が払えない場合は、欠席を選択しましょう。ご祝儀は結婚式で必ず必要なお金なので、何も持たないで来るのは非常識にあたります。
 
事前にお金がないと分かっている場合は、招待状の返信で欠席する旨を記載します。結婚式間近で欠席するとなると新郎新婦に負担をかけるため、欠席する場合は早めに伝えましょう。
 

後日プレゼントを渡す

やむを得ず結婚式を欠席した場合は、後日ご祝儀やプレゼントを渡しましょう。結婚式に参加しない場合のご祝儀は1万円程度が相場といわれていますが、その金額程度のプレゼントに変えることで、結婚式に出席するより出費を抑えられます。
 
もちろんご祝儀を渡すだけでもいいですが、プレゼントでも喜ばれるでしょう。
 

2次会だけ参加する

結婚式は出ずに2次会だけ参加すれば、ご祝儀を用意する必要はありません。2次会は結婚式場やレストランを貸し切って行うことが多いです。費用は発生しますが、だいたい5000~1万円が多いでしょう。
2次会のみの参加のほうが、ご祝儀に比べると安くなります。
 

お金を借りる

自分の結婚式に参加してもらった経験や、新郎新婦との関係が深くどうしても出席したい場合は周りに相談して素直にお金を借りましょう。両親や配偶者など、自分に近い関係の人が借りやすいかもしれません。
 
ただし、「親しきなかにも礼儀あり」という言葉があるように、身内だからといって返済しないのはNGです。お金を借りた際は返済期日をきちんと伝え、遅れることなく払うようにしましょう。
 

ご祝儀は相場を把握しておこう

結婚式に参列する場合は、最低でも3万円は必要です。準備段階でお金をかけたくないという人は、小物やドレスなどを周りの人に借りたり、ヘアセットを自分でしたりするなどして節約しましょう。どうしてもお金がない場合は、上記で紹介した対処法を実践してみてください。
 

出典

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)
経済産業省 ブライダル産業の構造転換に向けた調査・分析報告書
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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