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40代で貯金「1000万円」ですが、子ども一人あたり「2000万円」かかるんですよね?今後お金がたまるのか不安です…

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月9日 3時30分

40代で貯金「1000万円」ですが、子ども一人あたり「2000万円」かかるんですよね?今後お金がたまるのか不安です…

子どもにかかる出費は、一人あたり2000万円だといわれることがあります。40代で1000万円の貯金を貯めたとしても、子どもへの出費で貯金を増やすことが難しいのではないかと心配になる方もいるでしょう。   そこで今回は、40代で貯金1000万円は平均と比較して多いのか少ないのかや、子ども一人にかかる費用について調べてみました。子育てをしながら貯金をする方法もご紹介しますので参考にしてみてください。

40代で貯金1000万円は平均的?

金融広報中央委員会「知るぽると」によると、二人以上世帯で世帯主の年齢が40代の平均貯蓄額は889万円、中央値は220万円であるとのことです。貯蓄額ごとの割合をまとめると以下の通りです。

・貯蓄なし:26.8%
 
・100万円未満:9.6%
 
・100万円~500万円未満:23.3%
 
・500万円~1000万円未満:13.0%
 
・1000万円~1500万円未満:7.4%
 
・1500万円以上:15.3%
 
・無回答:4.5%

同調査から、40代で貯蓄ができていない、またはあったとしても100万円未満の世帯を合わせると36.4%で、3割を超えていることが分かります。これに対して、22.7%は1000万円以上の貯蓄に成功しています。なお、貯蓄なしの26.8%を除いた場合、40代の平均貯蓄額は1236万円、中央値は500万円です。
 
以上を踏まえると、40代で貯金1000万円の世帯は、平均的または多い方であるといえるでしょう。
 

子ども一人にかかる費用はどれくらい?

40代で貯金1000万円でも、子どもがいる家庭の場合は、これからかかる出費により貯金を増やせないのではないかと不安になるかもしれません。ここでは、子ども一人にかかる費用のおもな項目をまとめます。
 
・教育費
 
文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、幼稚園から高等学校卒業までの15年間の学習費総額は、すべて公立に通った場合で574万円、すべて私立に通った場合は1838万円であるとのことです。
 
また、高校卒業後の進路によっては、専門学校や大学の授業料がさらにかかることが考えられます。「子ども一人あたり2000万円」といわれることがありますが、あながち間違いではないことが分かるでしょう。
 
・食費
 
子どもの大きさによって食べる量は異なるため、成長に応じて食費がかさむことを想定しておくことも大切です。農林水産省によると、6~9歳の男児が1日に必要とするエネルギー量は1400~2000キロカロリーです。
 
10~11歳になると2200(±200)キロカロリーになり、12~17歳では身体活動量によって2400~3000キロカロリーが必要になることも考えられます。子どもの年齢や活動量によっては、食費が増える可能性があることが分かります。
 
上記以外にも、子どもの趣味や習い事、交際費などで、出費が発生することを予想しておく必要があるでしょう。
 

子どもを育てながら貯金を続ける方法

子どもの教育費や食費、そのほかの出費を考えると、貯金を続けることは難しいと感じる人もいます。しかし、将来への備えをするためにも、以下のような方法で貯金を続けられるかもしれません。
 
・食費を見直す
 
成長期の子どもを含む家族の健康管理を考えると、食費の極端な節約は実際的ではありません。しかし、外食を減らしたり、外食をする場合でも1回あたり、または毎月の上限を決めておいたりすることで、出費をおさえられるでしょう。
 
予定外のものを買わないように、買い物の回数を減らしたり、食費の予算と献立を事前に決めて計画的に買い物をしたりすることが節約につながります。
 
・水道光熱費を見直す
 
工夫次第で水道光熱費の節約は可能です。基本的には「電気をこまめに切る」「水道を出しっぱなしにしない」など、無駄な消費を減らして節約できます。電化製品が古くなっている場合は、節電効果の高い製品に買い替えることも節約につながります。また、契約している電気会社やガス会社などの見直しをすることもよいでしょう。
 
・子どもの教育費を見直す
 
子どもの教育費は、通わせる学校などによって大きな差が出ます。子どもの希望も大切ですが、世帯収入に合わせて無理をしないことも大切です。趣味や習い事にかけるお金も、本当に必要なものであるか見極めることで節約につながります。
 

子ども一人あたりにかかる費用は各家庭による! 世帯収入に合わせて食費・水道光熱費・教育費を見直すことで貯金を続けられる可能性も

子ども一人あたり2000万円かかるといわれることがありますが、実際は各家庭によって大きく異なります。例えば、15年間の学習費総額は、公立のみであれば574万円ですが、すべて私立の場合は1838万円です。
 
高校卒業後の進路によっては、高等教育にかかる学費が必要になり、食費は子どもの年齢や活動量によって増えていくことが考えられます。
 
40代で貯金1000万円は、平均的または多い方であるといえます。しかし、子どもにかかる出費のことも考えて、食費や水道光熱費などを可能な範囲で節約できるかもしれません。また、通わせる学校を選ぶ際は、収入に合わせて無理のない範囲にすることで、貯金を続けられる可能性はあるでしょう。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年) 各種分類別データ 統計表の番号3、4
文部科学省 子供の学習費調査 令和3年度子供の学習費調査の結果を公表します 【調査結果のポイント】 2 幼稚園から高等学校卒業までの15年間の学習費総額(2ページ)
農林水産省 実践食育ナビ 食事バランスガイド早分かり 一日に必要なエネルギー量と摂取の目安
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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