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子どもの教育資金を「タンス預金」で貯めています。今後は「新札」で貯めた方が良いでしょうか? 子どもが成人する頃には、今の「旧札」は使えなくなりますよね…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月11日 2時30分

子どもの教育資金を「タンス預金」で貯めています。今後は「新札」で貯めた方が良いでしょうか? 子どもが成人する頃には、今の「旧札」は使えなくなりますよね…?

2024年7月3日から新しいお札の発行が始まりました。まだ旧札を使っている人が多いと思いますが、「そのうち使えなくなるのでは」と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。   また、「タンス預金」で教育資金などを貯めている人などは、「旧札で貯めていると将来的に使えなくなるのでは」と心配になる人もいるかもしれません。   本記事では、新札の発行による旧札への影響や、適切な資金管理方法について詳しく解説します。

新札発行の目的は?

2024年7月3日から1万円札、5000円札、1000円札のデザインが新しくなりました。
 
そもそも新しいお札が発行されるのは、偽物のお札を作るのを難しくするためです。もし偽札が世間に広く出回ってしまうと、金銭的な被害を受けたりお金に対する信用が下がったりと、混乱を招く恐れがあります。そうした理由から、日本においてはこれまでも約20年ごとに新しいデザインのお札が印刷されてきました。
 
現在私たちが使用しているお札は2004年に発行されたものです。そこから約20年経過し印刷技術も大幅に向上したため、より偽造されにくい新札を導入する運びとなったのです。
 
また今回発行される新札には、誰にとっても使いやすくするための工夫も盛り込まれています。例えば、お札に印刷されている「10000」などの額面数字が以前より大きくなって見やすくなりました。視力が低下した人や高齢者が支払いの際に間違えるリスクが減るほか、年齢や国籍を問わず分かりやすくなることが期待されます。
 

旧札は使えなくなるの?

自宅に現金を保管している場合、「新札が発行されることで手元のお金が使えなくなるのでは? 」と不安を抱く人もいるかもしれません。
 
しかし結論から言えば、新札が発行されたとしても旧札が使えなくなるということはありません。一度発行された銀行券は、法令に基づく特別な措置がとられない限り、通用力を失うことはないためです。実際、既に発行が停止されたお札のなかにも現在使えるものが何種類も存在します。
 

タンス預金は新札で貯めるべき?

現在タンス預金をしているのであれば、今後は新札に切り替えた方が良いのか、新札と交換したほうが良いのかと悩むかもしれません。急いで新札に切り替える必要はありませんが、新札を取り入れることを検討しても良いでしょう。
 
なぜなら、新しいお札は偽造されにくく安全性が高いからです。また新札が発行されたとしても旧札は使用できますが、自動販売機などの機械では対応できなくなっていることも考えられます。長い目で見ると新札を貯めておいた方が安心感を得られるかもしれません。
 

より安全に資産を管理することも検討しよう

手元に現金があるという安心感が得られるなど、タンス預金ならではのメリットを感じている人もいるかもしれません。
 
しかし、タンス預金には火災や盗難のリスクがあるため、教育資金など多額のお金を貯めたい場合は銀行口座の利用も検討してみましょう。銀行預金であれば、万が一金融機関の破綻などの事態が起こっても、ペイオフ制度によって1000万円までの普通預金は保護されます。
 
また最近では教育資金を効率的に貯めるため、学資保険や投資信託などさまざまな金融商品も提供されています。家庭に合った方法を見つけて、大切な教育資金をしっかりと管理してくださいね。
 

出典

財務省 なぜ紙幣や貨幣のデザインを変えるのですか
国立印刷局 新しい日本銀行券特設サイト
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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