毎日炊飯器でお米を炊いています。3日に1回多めに炊いて冷凍保存したら、年間どのくらい電気代を節約できますか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月11日 10時10分
![毎日炊飯器でお米を炊いています。3日に1回多めに炊いて冷凍保存したら、年間どのくらい電気代を節約できますか?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_308002_0-small.jpg)
毎日炊飯器でお米を炊いていると、電気代がどれくらいかかっているか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。電気代を少しでも抑えるために、炊飯器でお米を炊く回数を減らせば節約になると考える方もいるでしょう。 そこで今回は、毎日炊飯器でお米を炊くのをやめて3日に1回多めに炊き、冷凍保存すれば年間でどれくらい電気代を節約できるのかについて調べてみました。また、炊飯器の電気代を抑える方法についてもご紹介するので参考にしてください。
炊飯器でお米を炊く際にかかる電気代
炊飯器の種類は大きく「圧力IHジャー」「IH炊飯器」「マイコン炊飯器」の3タイプがあります。今回は、高性能な機能が搭載されている「圧力IHジャー」で電気代を計算しました。
圧力IHジャーでお米を炊くと1回あたりの消費電力量は約0.162キロワットアワーで、約5円の電気代がかかります。毎日、夜ご飯にあわせてお米を炊くなら年間で約1825円の電気代がかかる計算になります。
毎日から3日に1回へ減らしたらどのくらい電気代は変わるのか?
毎日、夜ご飯の際に圧力IHジャーでお米を炊くと年間で約1825円の電気代がかかることが分かりました。
一方、炊飯器でお米を炊く回数を3日1回にすると年間で約121回です。毎日夜ご飯用に1食分を炊飯器でお米を炊くと年間で約1825円必要ですが、3日分をまとめて炊いたら年間約605円となり約3分の1の電気代で済みます。
ただし、3日分のお米をまとめて炊いて冷凍保存し、2日分は電子レンジで解凍して食べる場合、電子レンジの電気代がかかることも理解しておきましょう。冷凍ごはんを解凍する場合、600〜700ワットで約3分温める必要があります。
電子レンジの消費電力は、定格高周波出力の1.5から2倍といわれています。700ワットの2倍として計算した場合、1400ワットの消費電力が必要です。冷凍ご飯を3分温めた電気代は、約2.1円です。
お米を3日分まとめて炊き、2回は解凍して食べると電気代は炊飯1回約5円と解凍2回の約4.2円で、合計で約9.2円/3日(夕飯分のみ)必要です。これを年間で計算すると約1104円になるため、毎日お米を炊くより冷凍保存を活用して3日に1回お米を炊いたほうが、1年間で約721円安くなることが分かりました。
炊飯器の電気代をおさえる方法
毎日炊飯器でお米を炊くと1年間で約1825円、3日に1回お米を炊いても年間で約1104円の電気代(電子レンジで加熱する分も含める)がかかることが分かりました。炊飯器の電気代を少しでもおさえるなら、無駄な使い方をしないようポイントをおさえて使用しましょう。
保温機能はなるべく使わない
炊飯器には保温機能が付いていますが、電気代を抑えたいならできるだけ使わないようにしましょう。圧力IHジャーの場合、1時間あたりの保温時消費電力量は約0.019キロワットアワーで約0.6円の電気代がかかる計算になります。
1日4時間保温すれば約2円かかるため、少しでも電気代をおさえたいなら保温はしないことが一番です。
使用しないときはプラグを抜く
炊飯器のプラグをコンセントに挿したままにしておくと待機電力を消費し、お米を炊いていないときも電気代がかかっています。
機種によって異なりますが、お米を炊いていなくても時計表示などがついたままの状態は電気代がかかることもあると理解しておきましょう。
エコモードを活用する
高性能の炊飯器には消費電力をおさえることが可能なエコモードが搭載されています。エコモードでお米を炊くと通常の炊飯モードより電気代を節約することが可能です。
電気代を少しでもおさえたいなら、エコモード搭載など機能性の高いモデルを選ぶのもおすすめです。
炊飯器でお米を炊く回数を減らして冷凍保存したら、年間電気代を約721円節約できる
電気の契約状況にもよりますが、毎日お米を炊くより、3日に1回お米を炊いて冷凍保存し、2日は電子レンジで温めたほうが年間で約721円の電気代が節約になることが分かりました。さらに、お米を炊いたあとの保温機能を使用しなければその分の電気代はかかりません。
炊飯器を使用する際は、多めに炊いて冷凍する、保温機能はできるだけ使わない、使用しないときはプラグを抜くなど、ポイントをおさえれば電気代は節約できます。炊飯器のような毎日使う電化製品は電気代がかかっても仕方ないと思ってしまう方もいるかもしれませんが、節約できるところはして、上手に活用しましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ 2022年版 137ページ
東京電力エナジーパートナー株式会社 料金単価表‐電灯 従量電灯B
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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