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NISAを始めた妻が『これからは投資の時代』と言うが、親に言われたとおり現金で貯金がいいですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月12日 23時10分

NISAを始めた妻が『これからは投資の時代』と言うが、親に言われたとおり現金で貯金がいいですよね?

Aさんは両親と仲が良く、さまざまなアドバイスを受けています。「投資なんて損をするばかり。現金で貯金したほうがいい」という助言を信じて、これまで貯金をしてきました。しかし結婚後、妻が「これからは投資の時代」と言ってつみたてNISAの口座を開設。Aさんは「投資は損をするのに……」と不安でたまらないそうです。   本記事では、貯金と投資の違いと、つみたてNISAを活用した資産形成についてお伝えします。

預貯金は本当に安全?

預貯金は元本が保証されているため、安全性の高い資産だと考えられています。しかし、リスクがまったくないわけではありません。預貯金の弱点のひとつに「物価上昇に弱い」という点があります。
 
2024年7月現在の普通預金の利率は0.02%程度です。一方、原材料価格の上昇や円安により物価上昇が続き、2023年度の消費者物価指数は前年度より2.8%上昇しています。
 
これは、昨年1万円で買えたものが1万280円に値上がりしているのに、預金していた1万円には1円しか金利がついていない状態。元本割れしているわけではありませんが、実際には資産価値が目減りしてしまっています。物価が上昇していく状況下で資産を増やすには、預貯金だけでは難しいといえるでしょう。
 

投資のメリットとデメリット

投資は預貯金よりも高い収益が見込める点が大きなメリットです。しかし投資はちょっと怖い、と感じている人もいると思います。投資が怖いと感じる大きな理由は、元本保証がないことでしょう。また、取引に手数料がかかる点や、商品を自分で選択しなければならないという点も挙げられる。
 
元本割れを防ぐためのポイントは、分散投資、積立投資、少額投資です。分散投資で分散させるものは、投資対象となる資産、投資対象となる国や地域、購入時期の3つです。そして、購入時期を分散させるのに有効な方法が積立投資です。
 
また、投資というとまとまった資金でするものというイメージがあるかもしれませんが、初めて投資をする場合には少額から始めるのもポイントです。
 

つみたてNISA活用のポイントとは

分散投資、積立投資、少額投資ができて、税制優遇も受けられるのがつみたてNISAです。つみたてNISAとは、投資信託に積立投資をして得た売却益に対する税金が非課税になる制度です。
 
つみたてNISAの対象商品は、金融庁が選定した長期の積立・分散投資に適した投資信託で、購入手数料や解約手数料がある商品や、信託報酬(投資信託の運用・管理のための手数料)が過度に高い商品は除外されています。
 
つみたてNISAを始める上で難しいのは商品選択ではないでしょうか。先程お伝えしたように、リスクを抑えるためには「分散投資」がポイントです。さまざまな国の株式、債券、不動産などさまざまな資産に分散して投資をしている「バランス型」の商品を選ぶといいでしょう。
 
そして、少額でいいので、まず始めてみることが大切です。つみたてNISAはいつでも解約することが可能です。長く続けられればそれが理想ですが、もしもどうしても不安な場合には解約すればいい、と考えると始めやすくなると思います。
 
執筆者:宮野真弓
FPオフィスみのりあ代表、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者

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