車のCMで目にする「マイナーチェンジ」「フルモデルチェンジ」は何が違う?購入するならモデルチェンジ前と後どちらがお得?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月16日 3時20分
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車のCMを見ていると、「マイナーチェンジ」や「フルモデルチェンジ」などのワードを目にすることがあります。どちらにも「チェンジ」という言葉がつくため、何かが変わったことは分かりますが、具体的にどのような違いがあるか知っている人は少ないかもしれません。 本記事では、マイナーチェンジとフルモデルチェンジの具体的な違いについて、またモデルチェンジが車の価格にもたらす影響や、車を買うタイミングについて解説します。
「マイナーチェンジ」と「フルモデルチェンジ」の違い
マイナーチェンジのマイナーとは「小さいこと」を意味する言葉で、フルは「すべて、十分」などを意味する言葉です。この点をふまえたうえで、車に関して使われる場合のニュアンスをみてみましょう。
マイナーチェンジとは
一般的に、車のマイナーチェンジとは「現行モデルのデザインにちょっとした変更を加えること」といわれています。具体的には、以下のような箇所に変更を加える場合があるようです。
・エクステリア(例:フロントグリルやフロントバンパーのデザイン変更)
・インテリア(例:センターコンソールの変更)
・装備(例:パノラマルーフのオプション追加)
・新パッケージの追加(例:アウトドアテイストのパッケージ追加)
・パワートレイン(例:エネルギー制御の調整)
メーカーやモデルにもよりますが、おおむね3、4年前後でマイナーチェンジが行われるケースが少なくないようです。
フルモデルチェンジとは
一方「フルモデルチェンジ」は、「マイナーチェンジよりも大幅な変更を現行モデルに加えること」と考えられています。エクステリアやインテリアだけでなく、以下のような変更が加えられる場合があります。
・エンジン変更(例:ディーゼルエンジン搭載モデルの追加)
・プラットフォーム変更(例:室内空間を広げる構造にする)
フルモデルチェンジが行われると、「2代目」「3代目」など大幅な変更があったことが分かる呼び方になったり、型式が変わったりすることもあります。
周期については一概にいえませんが、5~10年前後に行われるイメージです。ただ必ずしも行われるとは限らず、数十年間フルモデルチェンジなしのモデルもあります。
モデルチェンジによる販売価格への影響
現行モデルのマイナーチェンジやフルモデルチェンジが行われる場合、少なからず販売価格への影響が出るといわれています。
例えばフルモデルチェンジが行われ新しいモデルが登場すると、現行モデルは古くなるため、値下がりするケースがあります。理由としては、消費者がより新しいものを好む傾向があるからです。
またモデルチェンジにより、現行モデルを売却して新モデルに買い替える人が多くいる場合、現行モデルが多数中古車市場に流通し供給量が多くなります。この場合も供給過多で現行モデルの価格が下がりやすくなるでしょう。
現行モデルの車を買うならモデルチェンジ後の方が安く購入できる可能性が高い
モデルチェンジ前後に車を購入するパターンは、大きく以下の3つに分けられます。
1.モデルチェンジ前に現行モデルを購入
2.モデルチェンジ後に現行モデルを購入
3.モデルチェンジ後に新モデルを購入
現行モデルは、新モデルの登場による値下げが期待できます。新モデルの販売をふまえて、現行モデル(新車)の在庫整理が行われることがあるからです。また、中古車市場でも新モデルが出るタイミングで値下げがされる場合があります。
現行モデルの値下げなどの理由により新モデルの方が高い場合は、まず価格差をチェックしましょう。その場合、走行性能や安全装備などにおいて新モデルが優れているのであれば、少々高くなっても新モデルを購入した方が価格面でもメリットを感じられる場合があるでしょう。
モデルチェンジの内容はケースバイケース。タイミングについては現行モデルと新モデルの価格差をふまえて検討しよう
マイナーチェンジとフルモデルチェンジは、変更される箇所や規模などが異なります。具体的な変更内容やモデルチェンジ後の価格は車種や状況により異なるため一概にはいえませんが、一般的には現行モデルは価格が下がる傾向がみられます。
特にフルモデルチェンジにより最新機能を搭載する場合などは、現行モデルの価格が大きく下がる可能性があるため、タイミングや価格のチェックを慎重に行いましょう。
マイナーチェンジが行われる場合にも、まずは現行モデルと新モデルの価格を比べてみましょう。もしも現行モデルと新モデルの価格差がそれほどない場合でも、新モデルの発売後に価格が変更になる可能性があるため、新モデルの発売を待ってみてもよいかもしれません。
一方、新モデルが安く発売されるようであれば、新モデルの方がお買い得です。新モデルを予約するなど、欲しいタイミングで車を入手できるように対策を検討しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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