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家の近くにある銭湯に通っています。シャンプー代や水道光熱費が浮くので、「節約」になっていますよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月16日 10時30分

家の近くにある銭湯に通っています。シャンプー代や水道光熱費が浮くので、「節約」になっていますよね?

毎日欠かせないのが入浴タイムです。自宅のお風呂でゆっくり湯船に浸かるのか、それとも銭湯でリフレッシュするのか、人によって好みは分かれるでしょう。銭湯に通うことで得られるメリットにシャンプー代や水道光熱費の節約はあるのでしょうか。   この記事では、銭湯を利用することで得られる節約効果について詳しく解説します。

毎日の銭湯通いの料金とお風呂にかかるお金を比較

東京都の銭湯の入浴料金は大人で520円です。では自宅でお風呂に入る際の光熱費はいくらかかるのでしょうか。水道代、ガス代それぞれについて詳しく見ていきましょう。
 

水道代

大人1人が十分入れる浴槽にお湯を張る場合、必要な水の量は平均200リットルです。東京都の水道料金について調査したところ、1立方メートル(つまり1000リットル)の水道料金は約147.2円となっています。
 
これを基に1リットルあたりの水道料金を計算すると、約0.1472円となります。したがって、大人1人が十分に入れる浴槽にお湯を張る場合、必要な水の量が平均200リットルであれば、その水道代は約29.44円です。
 
次に、シャワーの水量を見ていきましょう。
 
東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合の水量は約36リットルです。したがって、10分間シャワーを使った場合の水量は36リットル×(10÷3) =120リットルとなります。
 
1リットルあたりの水道料金が約0.1472円であると仮定すると、10分間シャワーを使った場合の水道料金は約0.1472円×120リットルで 17.66円となります。
 

ガス代

東京ガスによると、200リットルのお湯を沸かす際のガス代は約75円となっています。この計算は以下の条件で行われています。
 

・水の量:200L
・沸かす前の水温:20℃
・沸かした後の水温:40℃
・従量単価:1㎥当たり180円
・発熱量:1㎥当たり10,750kcal
・熱効率:90%

 
したがって、大人1人が十分に入れる浴槽にお湯を張る場合、必要な水の量が平均200リットルであれば、そのガス代は約75円となります。1リットルのお湯を沸かすのにかかるガス代は75円÷200リットル=0.375円です。
 
次に、この単価を10分間のシャワーで使用する120リットルの水量に適用します。つまり、0.375円/リットル×120リットル=45円となります。したがって、10分間シャワーを使った場合のガス代は約45円です。
 

自宅で入浴する際の光熱費

自宅で入浴する際の光熱費は表1の通りです。
 
表1

浴槽にお湯を張る場合
(200リットル)
10分間シャワーを使った場合
(120リットル)
水道代 約29.44円 約17.66円
ガス代 約75円 約45円
合計 約104.44円 約62.66円

表は東京水道局や東京ガスの料金を基に筆者作成
 
自宅での入浴費用は、湯船につかるだけなら1日あたり約105円で済みます。さらに、湯船につかった後にシャンプーのために10分間シャワーを流しっぱなしにすると、光熱費が約167円かかります。一方、銭湯に行くと1回につき520円必要です。そのため、自宅での入浴の方が銭湯に比べて費用が抑えられることがわかります。
 

銭湯は節約になりにくいが、週一回なら影響は少ない

毎日銭湯に通うと、月額費用は520円 × 30日 = 1万5600円になります。しかし、銭湯はリフレッシュに欠かせないというのであれば、週に1回銭湯に行って残りの日は自宅で入浴する方法を考えてみましょう。
 
■銭湯に週1回行った場合
銭湯料金:520円 × 1回 × 4週間 = 2080円
 
■残りの日は自宅で入浴した場合
湯船につかるだけの場合の光熱費:105円 × 6日 × 4週間 = 2520円
シャンプーのために10分間シャワーを流しっぱなしにする場合の光熱費:167円 × 6日 × 4週間 = 4008円
 
週に1回銭湯で残りの日を自宅で入浴すると4600円~6088円で済みます。銭湯に毎日行くより大幅な節約になるでしょう。
 

銭湯に毎日行くより自宅で入浴した方が節約になる

自宅で入浴する際の水道代やガス代は、銭湯に行って入浴するよりも抑えられます。銭湯に週1回行い、残りの日は自宅で入浴する方法をとれば、月額費用を大幅に削減することが可能です。毎日銭湯に通う場合の月額費用が1万5600円に対し、週1回銭湯に行い残りの日を自宅で入浴する場合は4600円~6088円です。
 
また、銭湯はリラックスや社交の場としても活用できます。ライフスタイルや住環境に合わせて、自宅のお風呂と銭湯を上手に使い分けて、快適な入浴タイムを楽しみましょう。
 

出典

東京銭湯 入浴料金のお知らせ
東京都水道局 水道料金について
東京都水道局 もっと知りたい「水道」のこと
東京ガス お風呂1回のガス代は?シャワーとどっちが安い?節約方法も紹介!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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