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【実録】今話題の「公立中高一貫校」の合格までに払ったお金。改めて計算してみると“衝撃”の金額に!?「公文式・塾・市販教材」など、実際にかかった費用を紹介

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月17日 4時30分

【実録】今話題の「公立中高一貫校」の合格までに払ったお金。改めて計算してみると“衝撃”の金額に!?「公文式・塾・市販教材」など、実際にかかった費用を紹介

今、小中学生を育てている親世代が子どもだった頃は、「中学受験」といえば「私立中学校」がほとんどだったのではないでしょうか。しかし近年は、公立中高一貫校の受験もメジャーな選択肢の1つとなっています。   本記事では、筆者の子どもが公立中高一貫校に合格するためにかかった費用について紹介します。受験を検討している人の参考になれば幸いです。

そもそも公立中高一貫校とは

まず中高一貫校とは、その名称のとおり中学校と高校の教育を一貫して行う学校のことで、公立中高一貫校とは国や地方自治体が運営している公立の中高一貫校を指します。
 
通常の中学校と高校はそれぞれ3年間ずつ別の学校に通いますが、中高一貫校は基本的に同じ学校に6年間通います。そして、中学校と高校を接続した6年間の学校生活の中で、計画的かつ継続的な教育課程を展開することによって、生徒の個性や創造性を伸ばすことを目的としています。
 

「公立」中高一貫校のメリット

公立中高一貫校の最大のメリットは、なんといってもかかる費用の安さでしょう。2020年からは私立高校の授業料無償化が始まってはいますが、それでも私立校は修学旅行費や設備費など、公立と比較すると大きな開きがあります。学費の高さから富裕層の子どもが多く通うことも多いため、金額のベースが基本的に高いのです。
 
筆者が検討した私立中高一貫校にかかる年間の費用は、公立中高一貫校の3倍ほどでした。「6年間なんてとてもじゃないけれど無理」と思った次第です。
 

【実録】公立中高一貫校の合格にかかったお金は約230万円

それでは、筆者の子どもが公立中高一貫校に合格するまでにかかった費用を紹介します。幼い頃は公文式、高学年になってからは塾にお金がかかりました。
 

公文式に約130万円

まずは公文式で算数と国語を、3歳から小学3年生まで6年間習いました。1年生からは英語も追加し、かかった月謝総額は約130万円です。
 

塾と市販教材に約100万円

そして塾代です。筆者の子どもの場合は3年生で公文式をやめたあと、4年生で塾に入りました。年間の月謝が100万円近いような高い塾には行かせられないので、年間30万円程の塾と市販の問題集で学習を進めました。
 
3年間の塾代と、市販教材代を合計すると100万円は超えていると考えられます。
 

習い事にかかったお金は約160万円

ここで、ある程度公立中高一貫校の受験を知っている人は、「そんなにお金がかかる?」、「そんなに小さい頃から勉強が必要? 」と思ったかもしれません。なぜなら、公立中高一貫校の入試は「適性検査」といって総合力を問う問題となっており、私立中学校の入試で出るような難問は基本的に出ないからです。
 
私立中学校の受験生は小さい頃から勉強を積み重ね、遅くとも4年生には入塾するのが一般的となっていますが、公立中高一貫校の場合は、子どもによっては小学校6年生から目指しても合格できるようです。
 
しかし、誰でも目指しやすいということはその分、倍率が高くなりやすいのです。筆者の子どもが受験した際は5倍を超えていました。
 
そこで勉強に限らない総合的な力が身に付くようにと、本人が希望した習い事はできる限りチャレンジさせました。特に長く続けたのは次の2つです。
 

ピアノ教室に100万円超

まずはピアノです。こちらは3歳から6年生までの9年間習いました。月謝8000円だったので総額は約90万円、そのほか、教材費や発表会費用などを含めると100万円を超えているでしょう。
 
毎日継続して練習する力や、発表会では度胸を身に付けることができたのではないかと思っています。
 

スイミングに約60万円

勉強と音楽のほかにはスポーツも必要だろうと考え、スイミングを習わせました。5歳から4年生までの6年間続けたので、月謝8000円で約60万円かかっています。
 
体力が向上したのはもちろんのこと、学校の水泳の授業では上手に泳ぐ姿をクラスの子に褒められることで、できる喜びを感じていたようです。
 

まとめ

公立中高一貫校への合格に直結したであろう、公文式の費用と塾代を合計すると……約230万円でした。習い事の費用まで含めると約400万円にのぼり、正直、衝撃でした。もちろん、すべてが受験のためではありませんし、学力以外にもさまざまな力を身に付けられたと思いますが、改めて金額を見ると驚きますね。
 
ただ、無事に行きたかった公立中高一貫校に進学でき、今は医師になるという夢に向かって頑張っている姿を見ると、親としては良かったと思っています。
 

出典

文部科学省 中高一貫教育の現状等について
 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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