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深夜にギターの練習をする隣人のせいで不眠気味です。引っ越すべきでしょうか…。

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月17日 10時10分

深夜にギターの練習をする隣人のせいで不眠気味です。引っ越すべきでしょうか…。

隣人のギターの音が深夜に聞こえてくると、練習をしているのだろうと一定の理解をする反面、睡眠が妨げられてしまうため、辛いものです。今すぐに引っ越して欲しいと思っても、隣人に退去を求めるのは困難で、自身が引っ越すことを考えると費用がかさむというジレンマに直面してしまうでしょう。   そこで今回は、騒音問題の解決を目指す方法をご紹介します。

賃貸物件での楽器騒音問題

賃貸物件での近隣住民の迷惑行為により引っ越したいと感じたことのある人は、マンションを購入あるいは賃貸で借りたことがある人のうち約4割にものぼるという調査があります。騒音は、住居のトラブルにおいてよく起こる問題の1つです。
 
賃貸物件には「楽器不可」「楽器相談可」「楽器可」など楽器に関する規約が設けられています。楽器不可と表記しているのは大家側が騒音によって住民同士でもめごとになってしまうのをあらかじめ防ぐことが目的です。
 
楽器不可と記載されていたとしても、何がダメで何が大丈夫なのか具体的な楽器名が書かれているわけではないので、非常に曖昧だと思うかもしれません。なお、騒音の基準は下記のとおりです。
 
騒音の基準:環境省が定める環境基準によると、昼間が55デシベル以下、夜間は45デシベル以下が騒音の基準となります。地域や自治体によって異なる場合がありますが、これらの数値を上回ると騒音と認められることになるでしょう。
 
クラシックギターやバイオリンの音は80~90dBの範囲の大きさなので、防音設備がない部屋で演奏すると、周囲にとって騒音となってしまう可能性が高いといえます。
 

引っ越しにかかる費用

国土交通省の令和4年度住宅市場動向調査報告書によると、一人暮らしの家賃の平均は7万8069円・共益費の平均は4836円でした。この金額を参考に、初期費用の目安を試算したところ、表1の金額になります。
 
表1

項目 費用
敷金 7万8069円
礼金 7万8069円
仲介手数料 8万5875円
保証料 4万1453円
その他 2万619円
合計 30万4085円

表は国土交通省「令和4年度住宅市場動向調査報告書」民間賃貸住宅に関する結果を基に筆者作成
 
賃貸物件を契約するのであれば、およそ30万円の初期費用が必要です。物件によっては敷金・礼金が表1よりもかかるケースもあるでしょう。さらに、引っ越し業者に依頼する場合、その費用も追加で発生します。これにより、初期費用にさらに数万円が加算される可能性があります。
 
礼金や敷金の負担が気になる場合は、敷金・礼金ゼロの物件を探しましょう。敷金・礼金ともにゼロではなくても、礼金のみゼロ、敷金ゼロという物件もあります。
 
賃貸物件を契約するには大きな経済的負担が伴います。引っ越しを決める前に、話し合いや管理会社への相談で解決できる方向に持っていきましょう。
 

隣人の騒音問題は一人で悩まず周囲の人に相談問題解決を目指そう

深夜に隣人がギターの練習をする音が原因で不眠気味になっている場合、まずは管理会社に相談してみるのがよいかもしれません。それでも改善されない場合、引っ越しも選択肢の一つです。ただし、引っ越しは費用がかかるため、最終手段として考えるとよいでしょう。
 
騒音問題は寝不足を引き起こすため、肉体的なダメージを受けますが、精神的なストレスにもなります。心身の健康を損ねないようにするためにも、早めに対処することが大切です。
 

出典

環境省 騒音に係る環境基準について
スガナミ楽器 楽器の音の大きさはどのくらい?
国土交通省 令和4年度住宅市場動向調査報告書
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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