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30分並んで座れた新幹線の「自由席」。妊婦なのでホッとしたのもつかの間、年配男性が立っているのを発見…!譲るべきでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月18日 10時10分

30分並んで座れた新幹線の「自由席」。妊婦なのでホッとしたのもつかの間、年配男性が立っているのを発見…!譲るべきでしょうか?

乗り物の中で席を譲ったことがある人、または席を譲られた経験がある人もいるのではないでしょうか。自分が妊婦で譲られる側だった場合でも、年配の人が立っている場合には譲るべきか迷うかもしれません。   本記事では、ようやく座れた新幹線の自由席で、年配男性を見かけた妊婦が席を譲るべきかについて考えてみました。

まずは自分の体調を優先する

新幹線の自由席に妊婦として座っている場合、年配男性に席を譲るかどうかの判断は少し難しいかもしれません。通常は、妊婦も席を譲られる側であり、妊娠中に長時間立ちっぱなしになることは体に負担がかかるため、あまり好ましくないでしょう。
 
特に妊娠初期は流産のリスクも高いため、無理をして席を譲り健康を害してしまっては元も子もありません。
 
妊婦であることを念頭に置いて、まずは自分の体調を優先して考えるようにしましょう。そのうえで、体調が良く短時間なら問題なさそうであれば席を譲ってもいいかもしれませんが、無理は禁物です。
 
周りの状況を確認して、ほかに空いている席があれば年配男性に空席を教えてあげるのも一つの方法でしょう。空席がない場合には、周囲の乗客に相談するのもいいかもしれません。長距離移動をしている新幹線では難しいかもしれませんが、次の駅で降りるなどの場合には譲ってくれる人がいるかもしれません。
 

優先席を譲ったことがある人はどれくらい?

今回のケースは自由席ですが、もし優先席だった場合の対応について調べてみました。
 
国土交通省総合政策局 安心生活政策課が実施した「心のバリアフリー」に関するアンケートによると、自分が優先席に座っているときに、高齢者・障害者・妊婦・けが人などが近くにいたら席を譲るかという質問に対して、譲る・ときどき譲ると回答した人の割合は次の通りです。


・20代:譲る72.7%、ときどき譲る9.1%
・30代:譲る62.3%、ときどき譲る24.5%
・40代:譲る69.5%、ときどき譲る24.2%
・50代:譲る81.0%、ときどき譲る13.9%
・60代:譲る73.6%、ときどき譲る11.3%
・70代以上:譲る60.0%、ときどき譲る34.3%

全体でみると71%の人が譲ると回答しており、ときどき譲ると答えた人は19%、合わせると9割の人が、優先席を必要としている人がいたら席を譲ると回答しています。上記より、多くの人が優先席を必要としている人には席を譲ろうと意識していることが分かります。
 
一方で、優先席を譲らなかったときの理由については、「体調不良・けがをしていたから」「譲るべき相手かどうか判断がつかなかったから」と答えている人がともに41.2%と最も多く、次いで11.8%の人が、「乳幼児や介助を必要とする方と同行していたから」「優先席以外が空いていなかったから」と回答しています。
 

新幹線の自由席は必ず座れるとは限らないため指定席の購入も検討しよう

妊娠中やけがをしている、介助の必要な人に同行するなどの場合には、指定席の購入も検討してみましょう。例えば、西日本旅客鉄道株式会社にょると、東京駅からの各駅間の新幹線自由席と指定席の差額は次の通りです(のぞみ利用時)。


【東京・名古屋間】

自由席:1万560円
指定席:1万1300円
差額:740円
 
【東京・京都間】
自由席:1万3320円
指定席:1万4170円
差額:850円
 
【東京・新大阪間】
自由席:1万3870円
指定席:1万4720円
差額:850円
 
【東京・新神戸間】
自由席:1万4420円
指定席:1万5490円
差額:1070円

新幹線の自由席は必ず座れるとは限らないため、体調も考慮して必要であれば指定席の購入も検討するといいかもしれません。
 

新幹線で立っている年配男性を見かけた妊婦は、まずは自分の体調を優先しよう

ようやく座れた新幹線の自由席で、立っている年配男性を見かけた妊婦が席を譲るべきかについては、まずは妊婦自身の体調を考慮すべきでしょう。妊娠初期やつわりは、他人から見たら分からないこともあるため、座ることに遠慮があるかもしれません。
 
しかし、長時間立ちっぱなしでかかる負担や流産のリスクなどを考慮すると、妊娠期間中は十分に気を付けて過ごす必要があります。自分自身の席を譲らなくても、空席を案内したり、周囲の乗客に相談したりすることで年配男性の力になれるかもしれません。
 
また、上記のアンケートによると、多くの人が優先席を必要としている人に席を譲ろうと考えていることが分かります。席を譲る余裕があるときは困っている人を助け、譲られた場合には感謝の気持ちを伝えるなどして、それぞれがお互いの立場を考えて行動することが大切です。
 

出典

国土交通省 総合政策局 安心生活政策課 国土交通行政インターネットモニターアンケート「心のバリアフリー」に関するアンケート調査の結果について(5ページ、6ページ)
西日本旅客鉄道株式会社  JRおでかけネット 運賃・特急料金早見表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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