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「え?!もうない!」ボーナスの使い方・失敗編! ついやってしまいがちな、ボーナスの無駄遣いとは?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月17日 23時30分

「え?!もうない!」ボーナスの使い方・失敗編! ついやってしまいがちな、ボーナスの無駄遣いとは?

夏のボーナスはもう支給されましたか? これからお盆休みが控えていますので、「ボーナスが支給されてすぐに旅行を予約した」など、夏の楽しいイベントが待ち遠しいという方もいるでしょう。   しかし、ボーナスが支給されるとどうも財布のひもがゆるみがちになります。普段ならやらない“無駄遣い”をしてしまい、メインイベントの前に「もうない!」ということにならないよう、ありがちな失敗例を見ておきましょう。

キャンペーン広告に乗せられてしまう

公務員や民間企業のボーナス支給時期になると、さまざまな商品で広告やキャンペーンによる販売促進が活発化します。
 
代表的な例として旅行・宿泊施設関連の広告です。特別なプロモーション、魅力的な割引キャンペーンで「夏休みの計画」が具体化するころに、当初計画していた予算を上回ってもついついプレミアムのプログラムに申し込んでしまいがちです。
 
時計やバッグ、車、外食、エステ、あるいはギャンブルなどについては「自分へのご褒美!」として“つい”予算オーバーしたものに手を出してしまうケースがあるでしょう。「日頃頑張っている自分をいたわってあげなきゃ」と自分で自分を甘やかしてしまう、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
家電製品や家具、自動車、アウトドア関連などの趣味に関する出費については、「この時期を逃すと、もうお買い得なタイミングはしばらく来ません」「部品の供給不足で納品が大幅に遅れます」などと後押しされて、「今、購入しておかないと手に入らない!」と冷静な判断をする前に即決を迫られて、“つい”買ってしまうパターンもよく見受けられます。
 

「ついうっかり」の失敗を繰り返さないために

では、どうしてこのような失敗をしてしまうのでしょうか。またどうすれば、こういった失敗を止めることができるのでしょうか。
 
「計画を立てない」「枠組みを設定しない」ということに尽きます。
 
例えば、旅行のキャンペーン企画に申し込みをしたとします。確かにボーナス支給シーズンは、夏休みや年末年始など長期休暇の時期に当たりますので、当初予定していたよりも「ご褒美的に」多めの予算で組んでしまいがちです。
 
しかし往復の飛行機代はキャンペーン価格でも、現地での毎日の食事や観光代は最近の円安で予想をはるかに超える高額になってしまうと考えましょう。「行き当たりばったり」での浪費は、思わぬ後悔を招きますので注意が必要です。
 
何事も、問題点を拾い出して、解決策を見つけて実行して振り返る、という一連の流れがあり、日々の家計運営もまさにこの流れにそっていけば、「やらかした!」と後悔することは減るかもしれません。
 
家計は、生きている限りずっと続きます。感情に流されたり、一時の快楽におぼれたりしていては、思ったようにお金はたまらないし、借金の額も減りません。
 
何となくぼんやり思い描くのではなく、具体的に「自由に使えるのはここまで」と上限を設定しておきましょう。もし住宅ローンなど長期返済をしなければならない借金があれば、そちらの返済を優先すべきですね。
 
今と同様に2%程度の物価上昇が続くと仮定すれば支給されているボーナスをそのままにしておくと、来年には、今年支給された100万円が98万円分の価値に目減りしてしまいます。
 
それを防ぐためにも、あらかじめ「運用にまわす分」「貯蓄にまわす分」「借金返済に充てる分」を確保した余剰資金を「ご褒美分」に充てる方が、より余裕をもった家計運営ができるでしょう。
 
執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者

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