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友人の家族と「持ち寄り」でBBQに行ったら、「松阪牛」を出され申し訳ない気持ちに…。40代共働きの夫婦は「経済的余裕」があるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月19日 9時10分

友人の家族と「持ち寄り」でBBQに行ったら、「松阪牛」を出され申し訳ない気持ちに…。40代共働きの夫婦は「経済的余裕」があるのでしょうか?

暖かくなり、気候がよくなってくると、友人や職場の仲間などの親しい人たちとバーベキューをする機会が増えます。持ち寄りで材料を揃えることもありますが、その場合に悩むのが「何を持っていけばよいのだろう」ということではないでしょうか。   とくに、自分が持っていったものよりも、他の人が明らかに高価な食材を持参した場合、楽しさよりも申し訳なさのほうが勝ってしまうかもしれません。   また、持参した食材から、その人の暮らし向きを推しはかってしまうこともあるでしょう。今回はバーベキューの食材を持ち寄った際に起こり得る悩みと年収の関係性について考えてみましょう。

松阪牛の値段はいくらくらい?

まずは今回のバーベキューで友人家族が持ってきたという松阪牛の値段を見てみましょう。松阪牛はブランド牛として広く知られていることから、高額であることが容易に予想できますが、具体的にはどのくらいの価格なのでしょうか。
 

100グラムで3000円程度

松阪牛と一口にいっても、部位や取り扱う店舗により大きく異なりますが、100グラム3000円程度で販売されていることが多いようです。
 
焼肉屋で提供される1人前の分量が100グラムと仮定すると、バーベキューの参加人数が10人の場合にかかる費用は3万円です。そのため「こんなに高い肉を買えるのであれば、経済力があるのではないか」と考えてしまうのも無理はありません。
 

一般的な国産牛なら100g400円前後

スーパーや肉屋などで一般的に販売されている焼肉用の国産牛の場合は、100グラム500円前後で購入できます。人数が多ければ多いほど肉にかかる費用が増えるため、高い肉ではかなりの出費になってしまいます。一般的な焼き肉用の国産牛であれば、家計の負担を抑えたうえで、美味しくお腹いっぱい食べられるでしょう。
 

40代の平均年収は?

バーベキューに高級食材を用意できる年収はどれぐらいなのか考えてみましょう。表1は40代から50代までの平均的な年収です。
 
表1

年齢 男性 女性
40~44歳 363万6000円 275万6000円
45~49歳 388万1000円 278万5000円
50~54歳 410万9000円 279万2000円

※厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況」をもとに筆者が作成
 
年収は男女差が見られるものの、40歳から44歳では男性が363万6000円、女性が275万6000円です。共働きの場合には、世帯収入は600万円を超えます。
 

子どもがいるかいないかでも大きく異なる

世帯年収600万円というと高いように思えますが、余裕のある生活を送ることが可能な年収は子どもの有無によっても異なるでしょう。
 
例えば、夫婦で600万円稼いでいても、私立に通う子どもがいる場合には、教育費が高額になるため家計を圧迫する可能性があります。そのうえで住宅ローンを組んでいる場合には、毎月十数万円もの支払いが発生するケースも想定されます。
 
年収だけみれば裕福に思えても、実際には支払いが多く、「生活がカツカツ」ということもあるかもしれません。そのため、持ち寄りの材料と年収は一概に比例しているとはいえないでしょう。
 

実は「奮発」の可能性も

今回のように持ち寄りのバーベキューで豪華な食材を持ってきている場合、「実は奮発した」という可能性も考えられます。
 

持ち寄りで相手を喜ばせるため

バーベキューは皆で非日常を楽しむ場です。そのため、せっかく参加するなら相手を楽しませよう、喜ばせようと考えて奮発してくれたのかもしれません。
 
ボーナスが支給されたばかりだった場合、「いつもよりも収入が多かったから」と奮発した可能性も考えられます。出費が増えた分、「しばらくは食費を抑えよう」と家族で話し合っているかもしれません。
 

主催者ならではの気遣いの可能性も

もしも松阪牛を用意してくれた人が主催者ならば「来てくれてありがとう」という感謝の意味をこめた可能性も考えられます。
 
「わざわざ遠方から自宅まで来てくれているのだから、美味しいものをごちそうしたい」という思いで松阪牛を選んだ可能性もあるでしょう。高価な食材を自慢するつもりはなく、相手をもてなす心が松阪牛という形であらわれたのかもしれません。
 

持ち寄りは予算決めがおすすめ

持ち寄りでバーベキューを行う場合、金額差で気まずさを感じるのであれば、事前に予算設定をすることをおすすめします。もしくは飲み物やお肉、野菜など担当を決めておき、最後に全員で割り勘する方法でもよいでしょう。お互いに気後れすることなくバーベキューを楽しむためには、予算の決定や事前の話し合いが大切です。
 

出典

厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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