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田舎に住む祖母が毎日「豆電球」をつけて寝ています。年間の電気代はいくらかかっているのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月20日 3時0分

田舎に住む祖母が毎日「豆電球」をつけて寝ています。年間の電気代はいくらかかっているのでしょうか?

家庭の照明の多くに常夜灯としてついている「豆電球」。室内の明かりとしては申し訳程度の光量ですが、睡眠の妨げにならないとしてつけながら寝る方も珍しくありません。   また真っ暗な部屋だとかえって落ち着かないといった方もいます。しかし豆電球とはいえ、夜間に連続でつけ続けたときの電気代が心配な方もいるでしょう。今回は、夜間に豆電球をつけ続けた場合の年間の電気代を計算します。

豆電球を夜10時~朝6時までつけ続けた場合の電気代を検証

今回の検証にあたって、以下の条件をあてはめたうえで電気代を算出します。
 

・豆電球の使用時間は夜10時~朝6時までの8時間と仮定
・使用する寝室は1部屋
・電気代の基本料金は考慮しない
・計算する日数は1年間365日

 
なお、電気代の単価は「31円/kWh」、豆電球は消費電力の異なる「白熱電球・LED電球」の2つのパターンを用います。
 
電気代を計算するには、電化製品の消費電力・使用時間・電気料金単価の3つの情報が必要です。計算式は「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」で求められます。
 

豆電球の消費電力

今回の検証にあたって、白熱電球とLED電球の2パターンで計算します。それぞれの消費電力は表1のとおりです。
 
表1

電球の種類 消費電力
白熱電球 5W
LED電球 0.2W

※筆者作成
 
表1より、LED電球の消費電力は白熱電球の25分の1だと分かります。今回の検証ではどちらのパターンも算出しますが、これから使うのであればLED電球のほうが節約につながるといえるでしょう。
 

毎日8時間つけ続けた場合の年間の電気代はどれくらいになる?

上記までの条件で、夜10時~朝6時まで8時間豆電球を使い続けた場合の電気代を計算します。豆電球の消費電力は「W」で表示されているため、まずは単位をkW(1kWは1000W)に変換しましょう。
 
変換後の消費電力は、白熱電球0.005kW・LED電球0.0002kWです。この数値を使った各パターンの電気代は、表2のとおりです。
 
表2

電球の種類 計算式 1日あたりの電気代
白熱電球 0.005kW×8時間×31円/kWh 1.24円
LED電球 0.0002kW×8時間×31円/kWh 約0.05円
(小数点第3位以下四捨五入)

※筆者作成
 
今回のケースでは、1日あたり白熱電球で1.24円、LED電球で約0.05円の電気代がかかると判明しました。1年間の電気代は、白熱電球で452.6円、LED電球で約18.25円です。白熱電球とLED電球を使うのとで、年間およそ430円の差があります。
 

電球の買い替えも考慮するならLED電球がおすすめ

一般的に白熱電球の寿命は2000時間が平均といわれますが、LED電球の場合はおよそ4万時間もつといわれています。価格こそ白熱電球のほうが安めですが、消費電力・製品寿命はLED電球のほうが優秀です。電球を買い替える際は、LED電球を選ぶとよいでしょう。
 

豆電球の電気代はそこまで心配する必要はない

豆電球は毎日8時間ずつ1年間使い続けたとしても、電気代は20円~450円ほどです。そのため、電気代の節約として、豆電球の使用時間を減らすといった取り組みをすぐにする必要はないと考えられます。ただし、今後より節約効果を高めたいと考える場合には、白熱電球ではなく、LED電球に切り替えたほうがよいでしょう。
 
一般的に白熱電球よりもLED電球のほうが消費電力も少なく寿命も長めであるため、節約効果が期待できます。現在白熱電球を使用している場合は、今後、引っ越しや買い替えで照明を購入する際に、LED電球に切り替えることをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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