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妻が風呂場の「換気扇」を24時間回しっぱなしにします。「カビを発生させたくない」とのことですが、電気代が高くならないか心配です。年間いくらかかるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月23日 2時20分

妻が風呂場の「換気扇」を24時間回しっぱなしにします。「カビを発生させたくない」とのことですが、電気代が高くならないか心配です。年間いくらかかるのでしょうか?

風呂場のカビ対策として、換気扇を24時間回しっぱなしにしている人もいるでしょう。湿気がこもるとカビが発生しやすくなるため、常に換気をしておくことで効果的にカビを予防できるといえるでしょう。   一方で、どれくらい電気代がかかるのか心配になるのではないでしょうか。本記事では、風呂場の換気扇を24時間回し続けた場合のコストについて解説します。

風呂場の換気扇を24時間回した場合の電気代は?

風呂場の換気扇を24時間回し続けるとどのくらいの電気代がかかるのか、具体的に計算してみましょう。
 
お風呂の換気扇の消費電力は1時間あたり13~20W程度です。例えば、消費電力13Wの換気扇を1日24時間回すと、1日あたりの消費電力は13W×24時間=312Whになります。
 
電気料金を1kWhあたり31円(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)とすると、1日あたりの電気代は312Wh÷1000×31円=約9.7円と計算されます。
 
つまり、24時間換気扇を回し続けると、年間で9.7円×365日=3540円の電気代がかかることになります。ただし、消費電力はメーカーや機種だけでなく、「弱・強」など使用するモードによっても異なります。計算した電気代はあくまで参考程度にしてください。
 

お風呂の換気扇を回さない場合のデメリット

年間3540円という電気代が高いと感じる人もいるかもしれません。その場合は、換気扇を24時間稼働させるのではなく乾燥したと判断できたら数時間は切っておく、窓がある風呂場ならば窓を開けて換気する時間を設けるといったように、なるべく電気代を抑える工夫をすることもできます。
 
しかし、電気代を気にするあまり風呂場の換気扇を回さないと、次のようなさまざまなデメリットが発生する可能性があります。
 

カビの発生

湿気がこもると、風呂場のタイルや壁にカビが発生しやすくなります。カビが発生すると見た目が悪くなるだけでなく、胞子が空気中に拡散することで、アレルギーや感染症を引き起こすなど健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
 

悪臭の発生

換気が不十分だと嫌な臭いが発生することがあります。これはせっけんのカスや髪の毛が排水口付近にたまることなどが原因で発生するものです。臭いに気づいてから換気扇を稼働させても簡単に臭いは取れません。常に換気扇をつけていれば新鮮な空気が取り込まれるので、悪臭が発生していても臭いを和らげられます。
 

家の木材の劣化

風呂場の湿気がほかの部屋にも移動します。風呂場の換気が不十分だと、家の材料となる木材の劣化をどんどん早める可能性があります。壁や天井、柱などが腐食して修理が必要になるリスクもあるでしょう。
 

カビ予防のためにはつけっぱなしがおすすめ

カビの発生を防ぐために、換気扇を24時間回し続けて湿気を除去することは効果的だといえるでしょう。電気代が心配になるかもしれませんが、年間3540円の負担で済みます。
 
電気代を節約しようと換気扇の稼働時間を短くしすぎると、カビや臭いが発生しやすくなります。掃除する場所が増えたりカビ用洗剤を購入したりと、余計な手間や費用がかかってしまいます。
 
基本的に風呂場の換気扇は24時間つけっぱなしがおすすめです。より手軽に浴室内を清潔に保てるでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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