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タンス預金「300万円」が、新札発行で“旧札”に! 今までの紙幣は「交換」すべきですか? これまで通り使用できるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月23日 4時30分

タンス預金「300万円」が、新札発行で“旧札”に! 今までの紙幣は「交換」すべきですか? これまで通り使用できるのでしょうか?

2024年7月3日から新紙幣が発行されています。新札に変わることで、今まで貯めていたタンス預金が使えなくなるのではないかと不安を感じている人もいるかもしれません。   本記事では、旧札の使用可否と、旧札を新札に交換する方法について解説します。

なぜ紙幣や貨幣のデザインを変えるの?

そもそも、なぜ紙幣や貨幣のデザインを変える必要があるのか分からないという人もいるでしょう。財務省によると、デザインを変える大きな理由として「偽造されたお金が出回らないようにするため」とされています。偽造されたお金が出回ってしまうことで、お金に対する信用が失われてしまったり、被害を受けてしまったりする可能性があるのです。
 
紙幣は約20年ごとに改刷が行われており、今回は2004年に現行の紙幣を発行して20年がたったタイミングでデザインを新しくすることになりました。
 

これまでのお札は使えなくなる?

新札が発行されることで、今までのお札が使えなくなるのではと不安を感じている人もいるでしょうが、結論としてはこれまでの紙幣は今まで通り使用することが可能です。
 
日本銀行が1885年に初めて銀行券(紙幣)を発行してから、今回の3種類の新紙幣発行を含めて現在までに56種類の銀行券が発行されています。この56種類のうち、現在は25種類が有効となっており、日本銀行に登録されています。
 
例えば「1958年10月1日に発行停止となっている二宮尊徳の1円券」や「1955年4月1日に発行停止となっている国会議事堂が描かれた10円券」なども使用可能です。
 
一度発行された銀行券は、法令に基づいた特別な措置が取られない限りは使用できるとされています。
 
過去に「関東大震災後の焼失兌換券の整理(1927年)」「終戦直後のインフレ進行を阻止するためのいわゆる新円切り替え(1946年)」「1円未満の小額通貨の整理(1953年)」の計3回、特別措置が発動されたことがありますが、以降は発動されていません。もし古い紙幣を使用できるのか迷った場合は、日本銀行のホームページで確認してみましょう。
 

銀行で旧札を交換することはできる?

旧札は日本銀行の本店や全国の支店で新紙幣と交換してもらえます。旧札だから価値が上乗せされるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、旧札であっても紙幣の価値が変わることはありません。例えば、タンス預金の旧札の300万円を現行の紙幣に換金するのであれば、そのまま300万円もらえる形になります。
 
ただし、旧紙幣は今後一部のATMで対応できなくなったり、偽札だと勘違いされたりするリスクがあります。機会があれば新紙幣へ交換をしておいたほうが安心でしょう。
 

旧札も今まで通り使用可能! 機会があれば新札に交換を

新紙幣が発行されても旧札は今まで通り使用可能ですが、今後は一部のATMで使えなくなったり偽札と勘違いされたりするリスクが考えられます。機会があるときに日本銀行で新札に交換してもらうとよいでしょう。
 

出典

財務省 なぜ紙幣や貨幣のデザインを変えるのですか
日本銀行 これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか? 古いお札を持っていますが、現在も使えますか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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