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ドラム式洗濯機の「乾燥機能」を使っていますが、乾燥に3時間かかるので“電気代”が気になります。外干しのほうが、手間を考えても「節約」になりますか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月23日 4時40分

ドラム式洗濯機の「乾燥機能」を使っていますが、乾燥に3時間かかるので“電気代”が気になります。外干しのほうが、手間を考えても「節約」になりますか?

ドラム式洗濯機の乾燥機能はとても便利ですが、乾燥にかかる電気代が気になるという人も多いのではないでしょうか。高温の乾燥モードを3時間稼働させるとなると、かなりの電力を消費しているのではないかと心配になりますよね。   もし乾燥機にかけずに自分で干したら、どれくらいの電気代を節約できるのでしょうか? 本記事ではドラム式洗濯機の乾燥機能を使ったときの電気代について詳しく解説します。

ドラム式洗濯機の乾燥機能の電気代は?

ドラム式洗濯機の乾燥機能を使った場合、電気代はいくらかかるのでしょうか。
 
ドラム式洗濯機の一般的な乾燥時間は約2~3時間です。乾燥機能の消費電力は、1回あたり約1000Wといわれています。
 
電気料金を1kWhあたり約31円(全国家庭電気製品公正取引協議会の電力目安単価)とすると、3時間乾燥させたときの電気代は1000W×3時間÷1000×31円=約93円と計算されます。乾燥機能を毎日使用した場合、年間で約3万4000円かかることになります。
 

外干しにかかる時間とコスト

次に、自分で洗濯物を干す場合のコストを考えてみましょう。「自分で干したら0円じゃないの?」と思うかもしれませんが、ここでは干すためにかかる時間のコストを計算してみましょう。
 
洗濯物を干して取り込むのに10分かかっていると仮定します。東京都の最低賃金は1113円のため、自分で洗濯物を干すためにかかるコストは1回あたり1113円÷60分×10分=約190円と計算されます。毎日自分で干した場合、年間で約7万円かかることになります。
 

乾燥機能は電気代がかかるがメリットもある

時間のコストを考慮した場合、自分で干すより乾燥機能を使った方が節約できることが分かります。しかし、これはあくまで自分で干す時間を時給換算して計算した結果です。自分で干すことを面倒と感じない人は、やはり電気代が気になるのではないでしょうか。
 
その場合でも、乾燥機能を使うことには次のようなメリットがあります。電気代とのバランスを考え、どちらの方法が自分にとってより良いのかを判断しましょう。
 

時間の節約になる

乾燥機能を使うことで洗濯物を干す作業がなくなります。また洗濯から乾燥まで一連の流れを洗濯機に任せられるので、「洗濯が終わって干すまで外出できない……」という事態を避けられるのも大きなメリットです。
 

天気や時間を気にしなくてよくなる

室内で乾燥が完了するため、天候や外部環境に左右されずに洗濯物を乾かせます。雨や花粉が気になるとき、外に干せない夜などに乾燥機能は役立つでしょう。
 

ふんわりと乾かせる

乾燥機能を使用することでタオルや衣類のパイルが立ち上がり、ふんわりと仕上がります。タオルや寝具など、柔らかさが求められるものは乾燥機能を使って乾かした方が良いかもしれません。
 

生活スタイルに合わせて乾燥機能を使おう

ドラム式洗濯機の乾燥機能を使うことで、1回あたり約100円かかりますが、干す手間をなくせます。また雨や花粉を気にせず乾かせるのも大きなメリットです。
 
自分で洗濯物を干すと電気代は節約できますが、洗濯が終わるまで待たなければいけなかったり、干す作業に時間をとられたりします。時間帯や季節によってはなかなか乾かないこともあるでしょう。
 
どちらか一方だけに決める必要はなく、生活スタイルや何を優先したいかなどその時の状況に合わせて、最適な方法を選んでくださいね。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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