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節約のため、「昼食抜き」の生活をしています。節約効果と健康への影響を教えてください!

ファイナンシャルフィールド / 2024年7月23日 10時10分

節約のため、「昼食抜き」の生活をしています。節約効果と健康への影響を教えてください!

物価の高騰が著しい昨今、少しでも支出を抑えたいと考える方は多いでしょう。家計における支出の中でも大きな割合を占める食費は、特に節約の対象になりがちです。「節約したいから」と、お昼を食べずに1日2食で過ごす方もいるでしょう。   そこで、本記事では昼食の平均額を基に1日2食にした場合の節約額を紹介しつつ、昼食代を節約する方法や昼食を抜くメリットとデメリットなども解説します。

昼食に使う平均額

株式会社SBI新生銀行が実施した「2023年会社員のお小遣い調査」によると、男性会社員における昼食代の全体平均額は624円となっており、20代と30代の平均額は全体平均額の624円を上回る結果になっています。また、年代が上がるにつれて平均額が低下している点も特徴のひとつです。
 
対して、女性会社員の全体平均額は696円となっており、男性会社員のどの年代の平均額よりも高いことが分かります。中でも、20代と30代は女性会社員における全体平均額を上回り、700円を突破しています。また、女性会社員と男性会社員で年代別に平均額を比較しても、全ての年代で女性会社員の方が高いことが分かりました。
 
仮に1ヶ月の出勤日数を20日とすると、男性は1万2480円、女性は1万3920円を1ヶ月の昼食代として使っていることになります。長期休暇などを考慮せず、単純計算で年間約15万円~約17万円弱と考えれば、かなり大きな支出といえるでしょう。
 
裏を返せば、お昼を食べずに1日2食にすることで、年間約15万円~約17万円弱の節約になるといえます。
 

昼食代を節約する方法

節約になることは理解していても、健康面や仕事に対するパフォーマンスを考慮して昼食を抜くことに抵抗がある方は多いでしょう。しかし、できる限り昼食代を節約したい方もいるはずです。
 
昼食代は少し工夫するだけで、昼食を抜かなくても節約をすることは充分に可能です。1回分の金額は少額ですが、継続して積み重ねることで大きな節約効果をもたらします。
 
昼食代を節約するための、具体的な方法はこちらです。

●主食を持参して、おかずだけ購入する
●前日の夕食を利用してお弁当を作る
●コンビニで購入せず、スーパーやドラッグストアを利用する
●社員食堂を使う
●朝食をしっかり食べることで、昼食を少なめにする

お弁当を持参できれば節約効果は高いですが、時間の有無や料理に対する向き不向きによって実現が難しい方も少なくありません。手軽にコスパ良く節約するなら、主食を持参しておかずだけ購入する方法です。
 
社員食堂の有無は職場により異なりますが、スーパーやドラッグストアなどの食料品が安いお店で昼食を調達するだけでも、確実な節約に繋がります。
 

昼食を抜くメリットとデメリット

昼食を抜くことで支出を抑えられますが、他にも休憩時間を有効活用できたり、ダイエットに繋がったりとメリットもあります。ただし、ダイエットは自身に適した方法で無理なく行いましょう。昼食など、食事を抜くダイエットは体質的に適さない方も少なくありません。
 
昼食を抜く行為にはさまざまなメリットがあると同時に、デメリットもあります。デメリットとして最も懸念されるのは、栄養不足やバランスの悪化による体調不良です。体調不良で医療機関を受診することになれば、普通に昼食をとる以上に医療費がかかるケースも充分に考えられます。
 
また、昼食を抜くと午後の業務効率にも影響を及ぼしかねません。糖質の補給ができず、血糖値と共に集中力や思考力も低下するからです。
 

昼食を抜くと大きな節約に繋がるが、注意も必要

昼食を抜いて1日2食にすることで1ヶ月あたり約1万3000円の支出を抑えられますが、健康被害や業務効率が低下するデメリットもあります。節約や休憩時間の捻出などのメリットはありますが、リスクも存在することは知っておくべきです。
 
無理に節約した結果、体調を崩して医療費がかかることがあれば本末転倒です。 方法によっては1日3食であっても節約ができるため、健康など節約以外にも目を向けつつ昼食の在り方を考えてみましょう。
 

出典

株式会社SBI新生銀行 2023年会社員のお小遣い調査 12ページ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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